ハイドラ
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ハイドラ/Hydraは、クリーチャー・タイプの1つ。
もともとギリシャ神話の怪物で、そこでは「『複数の首を持つ蛇』という姿で、そのすべての首を失わないかぎり死なず、しかも強力な生命力で次々と新しい首を増やす能力を持つ」という、不死身の怪物として描かれている。「ヒュドラ」や「ヒドラ」などと訳されることもある。(→Wikipedia:ja:ヒュドラー参照)
マジックにおいてもこの「複数の首を持つ蛇」のイメージを受けつぎ、+1/+0、+1/+1などのカウンターを使って「首」を表現するように作られているものが多い。色としては初期の頃は赤の種族であったが、ラヴニカ・ブロックで久々に登場してからは緑単色か、緑を含む多色が主となっている。アーティファクト・クリーチャーのハイドラも1体存在する。
アルファ時代からいる由緒正しい種族ではあるが、種類としてはそれほど多くはない。古代のハイドラ/Ancient Hydraがネメシスで登場してからしばらく新種は登場していなかったが、ラヴニカ・ブロックでは3種が、続く時のらせんブロックでも1種が登場。アラーラの断片ブロックでも3種と、順調に数を増やしている。
伝説のクリーチャーには憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seed、大祖始/Progenitusが存在する。
- エルドラージ覚醒現在14種類存在するうち、4体もが神話レアである。それ以外も古代のハイドラと機械仕掛けのハイドラ/Clockwork Hydraを除き、全てレアである。
- ギリシャ神話では「沼に住む大蛇」として扱われているが、5色以外に黒を含むハイドラは作られていない。
- 複数の首、というと日本のヤマタノオロチが思い浮かぶが、神河ブロックにハイドラのカードは登場していない。大口縄/O-Kagachiがそれに該当するか。