伏魔殿/Pandemonium
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Pandemonium / 伏魔殿 (3)(赤)
エンチャント
エンチャント
クリーチャーが1体戦場に出るたび、そのクリーチャーのコントローラーが選んだクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「このクリーチャーは、それに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える」ことを選んでもよい。
お互いクリーチャーを出すたびCIPで火力が誘発するエンチャント。相手のクリーチャーからも誘発するため、ビートダウンで使うには少し危険。
しかし、コンボパーツとしては優秀であり、当時のスタンダードでは、ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtとのコンボ・パンデモノートで一世を風靡し、最終的にエクステンデッドでははじける子嚢/Saproling Burstと組み合わせた補充デッキの最終形態であるパンデバーストが隆盛を誇った。
他にも、補充/Replenishでこれとオパール色の輝き/Opalescenceを含むエンチャント群を場に出す、ROPと呼ばれるタイプの補充デッキがテンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期に有力であった。またエクステンデッドではエンジェルヘイトに組み込まれることもあった。
- 対象に取るのは伏魔殿の能力だが、実際にダメージを与えるのは場に出たクリーチャーである。そのため、クリーチャーを対象とする場合はプロテクションに注意。
- 能力が解決する前にクリーチャーが場を離れた場合、与えるダメージは最後の情報を参照する。
- ローウィンで登場した想起持ちクリーチャーは、想起で出せばコストの割にサイズが大きいので使い捨ての火力として有効。
- "Pandemonium"とは、ジョン・ミルトン「失楽園」に登場する地獄の首都、"Pandaemonium"に由来する単語。ギリシア語の"pan"(すべての)+"daimonion"(悪魔)をラテン語に訳したもので、"pan"を直訳して「万魔殿」とされる場合も。また転じて「大混乱」「無法地帯」の意味でも使われる。