セラの天使/Serra Angel
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白にしては大型の、警戒持ち飛行クリーチャー。警戒を生かすに十分なサイズのため、攻防に大活躍。マジック創世記に白のフィニッシャーとして活躍した。
アルファ時代から同期の大気の精霊/Air Elementalと比べて、あきらかに優れた性能。それゆえに第5版で「強すぎ」として基本セット落ちを経験する。その後第7版で復活したものの、そのころにはさらにコスト・パフォーマンスが良いクリーチャーがいくつか生まれており、彼女の出番はだいぶ減ってしまった。第7版の場合は、同時期に火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuがいたことも関係している。そして、賛美されし天使/Exalted Angelや正義の命令/Decree of Justiceの登場により、白コントロールなどのフィニッシャーとしてもほとんど使われなくなってしまった。
- スペイン語版黒枠においてはミスプリントが発生し、絵柄が時の精霊/Time Elementalになっている。セラメンタルと呼ばれた。(→エラーカード)
- 愛称はジェニファー。金澤尚子女史が自分の持っていた3枚のセラの天使/Serra Angel(当時はリバイズド)に付けた名前に由来する(他の2枚にも名前が付いていたが、当時から記憶に残らなかった)。RPGマガジン(ゲームぎゃざの前身)やデュエリスト・ジャパンでのマジック紹介マンガで世に広まる。ヒッピーやティムなどとは異なり、日本でしか通用しない愛称である。
- また、略してセラエンあるいはセラ天と呼ばれることもあり、特にセラエンはデュエルファイター刃の世良円の名前の由来にもなっている。
- 名前に含まれる「セラ/Serra」は、"serrated"(鋸状の、ギザギザの)に由来するという。戦士としての強さを込めてRichard Garfield自らが命名した(剣がギザギザでないのは、イラストを描いたDouglas Shulerの聞き漏らしともいわれる)。しかし後にこの名は、慈悲深きプレインズウォーカーの名前として有名になる。
- InQuestのジョークカードでSerra Succubus(ページ中段中央)なるものが存在する。
- 同じく飛行と警戒を持つ天使クリーチャーには、上位種の大天使/Archangelや、サイズが小さいセラの報復者/Serra Avenger、白シンボルを一つ追加して頑強と限定墓地回収能力を持った黄昏の番人/Twilight Shepherd、Angel of Light、(当時のゲームバランスを考えての)修正版に大天使レイディアント/Radiant, Archangelなどがいる。また、アングルード2にはこのカードのパロディーであるQue Serra, Serraというカードが収録される予定だった。
- 次元の混乱にて、青のセラのスフィンクス/Serra Sphinxとしてタイムシフト。
参考
- 壁紙 (第9版)
- Que Serra, Serra (WotC、文:Mark Rosewater、英語)
- Card of the Day 05/02/2005 (邦訳)
- Serra Angel (Magic Online Vanguard)
- セラ/Serra(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:基本セット2010 - アンコモン
- カード個別評価:第10版 - レア
- カード個別評価:第9版 - レア
- カード個別評価:第8版 - レア
- カード個別評価:第7版 - レア
- カード個別評価:第4版 - アンコモン
- カード個別評価:リバイズド - アンコモン
- カード個別評価:アンリミテッド - アンコモン