最後の生き残り/Last One Standing
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無作為に選ばれたクリーチャー1体のみが生き残る全体除去呪文。
全体除去としては3マナと非常に軽い代わりに、対戦相手のクリーチャーが残ってしまう可能性がある欠陥を抱えている。自軍のクリーチャーをより多く並べておけば対戦相手のクリーチャーが選ばれる確率を下げられるが、その場合は自身のアドバンテージの損失が大きくなってしまうジレンマを引き起こし、そもそも戦場が有利であれば全体除去を撃つ必要が無い。何らかの方法で自軍の被害を減らして一方的にアドバンテージを得る、生き残ったクリーチャーを別の手段で除去できるコントロール寄りのデッキで使う、といった工夫が必要になるだろう。
リミテッドではチームメイトを巻き込んでしまうものの、不利な状況を仕切り直せる可能性があるカード。条件付きだが死亡したクリーチャーをいつまでも共に/Together Foreverで回収する、墓所王の探索/Quest for the Gravelordを出しておけばすぐに立て直しが図れるほか、胸躍るアンコール/Thrilling Encoreとのコンボが強力なので狙ってみたいところ。
- クリーチャーが無作為に選ばれてから残りが破壊されるまでの間には、どのプレイヤーも処理を行うことはできない[1]。対応して何らかの行動を起こす場合、この呪文が解決される前に行う必要がある。
- バトルボンド発売4ヶ月程前に行われたThe Great Designer Search 3のカードデザイン選考で、ほぼ同性能のカードが提出されている[2]。
- 大変動/Cataclysmなどに見られるように、パーマネントを1つだけ残してそれ以外を除去するカードは白に多い。このカードの場合はフレイバー・テキストにあるように結果が運任せで、ダメージに依らない破壊を行うことから、黒赤に相応しい一枚に仕上がっている。
ある者は優勝するために人生すべてを捧げて訓練を重ねる。ある者は単にまったく運のみでそれを手にする。
参考
- ↑ Battlebond Release Notes/『バトルボンド』リリースノート(Feature 2018年6月1日)
- ↑ Great Designer Search 3 Finalist – Ryan Siegel-Stechler(Feature 2018年3月9日) - Trial3 "Indiscriminate Slaughter"