炎心の決闘者/Heartflame Duelist
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3マナ3点ダメージの火力の出来事と、インスタントとソーサリーに絆魂を付与する常在型能力とを持つ人間・騎士
出来事部分は、マナに対するダメージ効率としてはやや物足りないが、出来事ゆえに実質的に手札を消費せずに火力を撃てていると考えれば十分標準的とみるべきだろう。
クリーチャーとしては頭でっかち型で、マナ・コストに比して打撃力は優れているが、タフネスの低さから戦闘に参加すればまず死んでしまう。いざというときの攻撃/迎撃役として使えないことはないが、常在型能力を考えれば積極的に戦闘に参加させることは少ないシステムクリーチャー的な位置づけだろう。火力をドレイン呪文相当にすることができるため、これ自身が直接戦闘参加して死亡してしまうよりはダメージレース面に貢献できる可能性が高い。
ただし、火力呪文を唱えられなければ実質的にバニラと変わらないとも言えるので、どこでこのパワーを生かすのかの判断が求められる。
- あなたがコントロールする火力呪文でこのクリーチャー自身が死亡したとしても、絆魂によるライフ回復は機能する。絆魂によるライフ回復はダメージと同時に起こるため、結果としてダメージによる死亡が起こる状況起因処理より先に処理される。
- 贅沢を言えばきりがないが、同じ常在型能力を持つ過去のカード(魂火の大導師/Soulfire Grand Masterや光輝の巻物使い/Radiant Scrollwielder)と比べると、カードを再利用する手段を備えていないのが難点。手札から呪文を使ってこその能力なので、この差はそこそこ大きい。
- "heart"には感情の主体としての「心臓」「心魂」の他に「中心」という意味もある。フレイバー・テキストからすると"Heartflame"の"Heart"は前者の意味でエンバレス/Emberethの騎士道精神を表しているようだが、イラストには騎士を中心として渦巻状に放射される炎の剣が描かれており、後者の意味も含められているように思われる。この複合語を「円心」にかけて「炎心」としたのは名訳と言える。
「エンバレスの炎は消されはしない!」
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