血の猟犬/Blood Hound
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Blood Hound / 血の猟犬 (2)(赤)
クリーチャー — 犬(Dog)
クリーチャー — 犬(Dog)
あなたがダメージを与えられるたび、あなたはそのダメージの点数に等しい数の+1/+1カウンターを血の猟犬の上に置いてもよい。
あなたの終了ステップの開始時に、血の猟犬からすべての+1/+1カウンターを取り除く。
3マナ1/1という戦闘要員としては問題外のサイズ。注目すべき能力はパンプアップ?であるが、コントローラーがダメージを受けなければ強化されず、しかも自分の終了ステップの開始時にはまた元に戻ってしまう。
自分のターンのアップキープから戦闘フェイズまでにダメージを喰らうということはそうそう無いので、相手クリーチャーの攻撃を受けたぶんだけ巨大化して殴り返すのが普通の使い方だろうか。それにしてもチャンプブロックに致命的に弱く(後述)、ほとんど意味は無い。
ダメージの発生源のコントローラーは問わないため、自らダメージを受けて強化することも可能。ペインランドや火炎の裂け目/Flame Riftやオーク弩弓隊/Orcish Artilleryなど、相性の良いカードも同環境にいくつか存在はしていた。
- ほぼ同様の能力は、ミラージュでの多色カードの不和の精/Discordant Spiritが持っていた。いわばこれは、その単色版バリエーション。
- 2番目の能力が「終了ステップの開始時に」なので、ダメージを1点でも受けていると+1/+1カウンターがすべて取り除かれたときにそれが致死ダメージとなり死んでしまう。詳細は不和の精/Discordant Spiritを参照。
- 不和の精の場合は本来問題なく機能していたのが第6版ルールの導入により弱体化してしまったのだが、これの場合は登場時点で既に第6版ルールであったのにこのような問題点を抱えたまま同じ仕様で世に出ることになってしまった。
- 2体以上が並んでいれば、1ダメージごとに全てのこれにカウンターを置けるため、「倍返し」することはできる。
- ブースターパックを開けて「レアはなんだろう」とカードの右端をちらっと見ると、レアリティはもちろん、マナ・コスト、パワーとタフネスなど、つまりカード名・イラスト・文章欄以外がすべて当時の人気カードであるゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobと同じであり、期待させる分がっかり度を上げている。
- 初出時のクリーチャー・タイプは猟犬だったが、基本セット2021発売に伴う2020年6月のオラクル更新により犬に変更された[1](猟犬は廃止)。
脚注
- ↑ Core Set 2021 Update Bulletin(News 2020年6月23日 Eli Shiffrin著)