地平線の梢/Horizon Canopy
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マナを出すためには確実にライフが必要になってしまう点では低木林地/Brushlandに劣るが、実質2マナ相当でドローに置き換えることができる点が売り。ライフ損失があるもののテンポを失うことも無い点、色マナ発生に条件を必要としないため序盤の色安定に貢献する点に加え、この土地からのマナを必要としない状況になったり土地破壊を受けたりしたら手札に置き換わるため無駄が無いという利点がある。
中盤以降のドロー変換による安定性が意外と効くため、2色土地としては珍しく緑か白の片方しか使わないデッキでも投入の検討に値する。そういった面を見ると、どことなくオデッセイのスレッショルドランドにも似ている部分がある。
- 自身を生け贄に捧げてカードを引く能力を持つため壌土からの生命/Life from the Loamとの相性は抜群である。
- 能動的に墓地に落とせる点を活かし、タルモゴイフ/Tarmogoyfのお供にもどうぞ。→緑白ゴイフ
- アドバンテージを失わずに土地が減る、という点に着目すると、土地税/Land Taxとの相性もいい。
- イラストが非常に美しいのもサイクルの共通点の1つ。未来予知版は地平線を一望できるとてつもない大樹の梢の絵。見下ろすような視点で静けさと壮大さを同時にかもし出しつつ、人を描くことで大きさを対比させ、さらに良い雰囲気を持たせている。
- アイコニックマスターズにサイクル一揃いで収録され、地平線の梢のみ新規イラストで再録された。
- モダンホライゾンには、このカードと同じ能力を持つ対抗色サイクルが収録され、キャノピーランドと呼ばれている。
関連カード
- Horizon Boughs - 次元カード版。イラストが酷似。
サイクル
未来予知のタイムシフトの友好色土地サイクル。サイクルであるが、能力がいずれも異なる。
- 雨雲の迷路/Nimbus Maze
- 涙の川/River of Tears
- 偶像の石塚/Graven Cairns
- 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
- 地平線の梢/Horizon Canopy
ストーリー
地平線の梢/Horizon Canopyはパイルリー/Pyruleaの地勢を描いている(イラスト)。カード名の先例に倣ってか「梢」と訳されているが、「Canopy」は「天蓋」や「天蓋のように覆うもの」のこと。パイルリーの設定を考慮するならば、「Horizon Canopy」は「天蓋のように空を覆う地平線」くらいの含みがあるだろうか。
- 未来予知のタイムシフトはマジックそのものの未来を表すという性格がある。このカードはメカニズムの新しさもさることながら、次元カードのHorizon Boughsの登場という未来も表していたと考えられる。なぜなら、Horizon Boughsは同じ次元/Planeを舞台としたカードであり、「Horizon」で始まるカード名の類似性に加え、イラストは地平線の梢のものを拡張したほぼ同じものである。
王国と遺物
「指輪物語」とのユニバースビヨンド版の別名は袋小路屋敷/Bag End(イラスト)。
斜面をくりぬいて建てられた、ホビット穴と呼ばれる住宅。その名の通りホビット庄/The Shireの山を登る道の袋小路に位置している。ビルボ・バギンズ/Bilbo Bagginsの父バンゴ・バギンズ/Bungo Bagginsが建てたもので、両親の死後にビルボが相続した。ビルボの養子となったフロド/Frodoもビルボから相続している。