ウィンドグレイスの騎士、アルイェール/Aryel, Knight of Windgrace
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白黒カラーの伝説の騎士。力押しを狙いたいミッドレンジ系のデッキに3枚程度入れておくと大体活躍する。
多色とはいえ4マナ4/4警戒と強力な基本スペックに加えて、仲間の騎士を呼び出すトークン生成能力と、任意の数の騎士をタップしてその数以下のパワーを持つクリーチャーを破壊する能力を持つ。警戒のお陰で戦闘に参加しながらタップ能力を使用でき、さらに自前で騎士を増やして除去できるクリーチャーの幅を広げられるなど、各能力がシナジーを形成している。
高いマナレシオ、トークン量産、継続的な除去と、どれを取ってもリミテッドでは強力であり、エンドカードの一角。騎士の頭数が揃うとコンバット・トリックでの対処も難しく、2~3ターンも除去されなければ勝利は近いだろう。
構築でも1体で勝ちに持っていけるスペックはあるが、騎士の生成から除去までをこれ1体で賄うのはさすがに悠長であり、当人に除去耐性が無い点もあって少々厳しい。騎士の部族シナジーを主軸にしたデッキに組み込むか、環境に低パワーで厄介なクリーチャーがあふれているなどの追風が必要か。回避能力を持たせてもいいだろう。同セットの呪われし者、アルヴァード/Arvad the Cursedとは好相性。
- ウィンドグレイス卿/Lord Windgraceの名前を冠したベナリア/Benaliaの騎士、ということで白黒カラーになったと思われる。
- 除去能力は冷酷な正義の執行者としての側面を表現している。
ストーリー
アルイェール/Aryelはベナリア/Benaliaの騎士隊長(knight-commander)。女性。イラスト
アーボーグ/Urborg出身で豹人/Panther-folkと共に訓練された彼女は、情け容赦ない正義の執行者としてベナリアで剣を振るっている。同じく冷酷な執行者である巨大な黒豹にまたがり、騎士や兵士達を敵との戦いに導いているという。