アーテイ/Ertai
提供:MTG Wiki
アーテイ/Ertaiは、ウェザーライト・サーガ初出のキャラクター。カードとしてはエクソダスの熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adeptが初出。
- 「アーティ」は誤り。
目次 |
解説
ドミナリア/DominariaのAR4186年生まれ。トレイリア/Tolariaのアカデミー出身の人間/Human男性(イラスト)。天才肌で自信家。かなり口が悪い。魔術の才能は非常に高い。
経歴
ウェザーライト・サーガ
バリン/Barrinの推薦によりウェザーライト/Weatherlight号の一員となる。ラース/Rath脱出の際に次元の門を開くことに成功するが取り残され、グレヴェン・イル=ヴェク/Greven il-Vecに捕らえられてしまう。
ファイレクシア/Phyrexia軍の傘下になった後、機転によってエヴィンカー/Evincar候補となり、選定役であるベルベイ/Belbeと良い仲になったりもするが、最終的にエヴィンカーとなったクロウヴァクス/Crovaxによって改造されてしまう(イラスト)。四本腕の異形となったアーテイはクロウヴァクスの腹心としてドミナリア/Dominaria侵攻に手を貸し、ジェラード/Gerrardを捕らえるが、虐待用のおもちゃにしていたスクイー/Squeeによって“偶然”倒されると言う何とも微妙な最期を迎える。
団結のドミナリア
ドミナリア侵攻で死してから約300年後、シェオルドレッド/Sheoldredの手により蘇り新ファイレクシア/New Phyrexiaの一員として再び侵略に手を貸す(イラスト)。トレイリアで学んだ魔術は蘇生によりさらに強化されており、かつての友への復讐を狙う。
攫われたアロン・キャパシェン/Aron Capashenを追ってきたベナリア/Benaliaとラノワール/Llanowarの連合軍と交戦し、ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtの力で一度はヤヤ/Jaya達プレインズウォーカー/Planeswalkerをも圧倒するが、ケルド/Keld人が金色の大帆船/Golden Argosyで強襲してきたことにより形勢を逆転される。
また、自身を殺したスクイーの元へ向かい、彼の持つ救済の宝球/Salvation Sphereを無力化しようとも目論む。一度は「完成」させたスクイーの体内に宝球を封じ込めることに成功するものの、偶然発生した爆発事故によりスクイーが再度死亡し計画は失敗する。
最終局面であるマナ・リグ/The Mana Rig防衛戦にも参戦、完成化したウェザーライトから飛び降りるというある種皮肉めいた登場を果たす。魔法でカーン/Karnの動きを封じた上で四本の腕で解体し、一度は彼に死を覚悟させる。しかし、再び金色の大帆船/Golden Argosyの襲撃に合い、アジャニ/Ajaniの一太刀を受けてマナ・リグから落下していった。その後の生死は語られていない。
登場
登場カード
- 熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adept
- 堕落した者アーテイ/Ertai, the Corrupted
- 復活したアーテイ/Ertai Resurrected
- Ertai(ヴァンガード)
カード名に登場
- ウェザーライト
- アーテイの使い魔/Ertai's Familiar
- テンペスト
- アーテイのおせっかい/Ertai's Meddling
- プレーンシフト
- アーテイの計略/Ertai's Trickery
- 団結のドミナリア
- アーテイの嘲笑/Ertai's Scorn
イラストに登場
- テンペスト
- 古代ルーン文字/Ancient Runes、アーテイのおせっかい/Ertai's Meddling、瞑想/Meditate、現実の錨/Reality Anchor
- ネメシス
- 要塞の機械技師/Stronghold Machinist、要塞の生物学者/Stronghold Biologist
- プレーンシフト
- アーテイの計略/Ertai's Trickery
- アポカリプス
- スクイーの仕返し/Squee's Revenge
- 団結のドミナリア
- アーテイの嘲笑/Ertai's Scorn
フレイバー・テキストに登場
- ウェザーライト
- 中断/Abeyance、拒絶/Abjure、上天の閃光/Aether Flash、火炎放射/Cone of Flame、青二才のジン/Fledgling Djinn、有為転変/Flux、パラダイム・シフト/Paradigm Shift、精神の渦/Psychic Vortex、復習/Relearn、テフェリーのヴェール/Teferi's Veil、いかづち/Thunderbolt、トレイリアの幻惑者/Tolarian Entrancer
- テンペスト
- 古代ルーン文字/Ancient Runes、峡谷のドレイク/Canyon Drake、峡谷の山猫/Canyon Wildcat、寒け/Chill、対抗呪文/Counterspell、放逐/Dismiss、愚か者の秘本/Fool's Tome、ガス化/Gaseous Form、瞑想/Meditate、現実の錨/Reality Anchor、サルタリーの使者/Soltari Emissary、エンチャント奪取/Steal Enchantment、サラカスの予見者/Thalakos Seer、時の引き潮/Time Ebb
- エクソダス
- 移ろいの門/Erratic Portal
- ネメシス
- オラクシド/Oraxid
- プレーンシフト
- アーテイの計略/Ertai's Trickery、モルグのヒキガエル/Morgue Toad、ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny
- 第10版
- ブラッドロック・サイクロプス/Bloodrock Cyclops
- 団結のドミナリア
- アーテイの嘲笑/Ertai's Scorn
登場作品
- ウェザーライト・サーガ
- Rath and Storm (小説)
- Nemesis (小説)
- Planeshift (小説)
- Apocalypse (小説)
- Episode 4: A Brutal Blow/メインストーリー第4話:手酷い一撃(Magic Story 2022年8月15日 Langley Hyde著)
- Death and Salvation/サイドストーリー:死と救済(Magic Story 2022年8月16日 Dan Sheehan著)
- Episode 5: A Whisper in the Wind/メインストーリー第5話:風の中の囁き(Magic Story 2022年8月18日 Langley Hyde著)
- The Legends You'll Find in Dominaria United/『団結のドミナリア』にて待ち受ける伝説たち(Feature 2022年9月1日 Roy Graham著)
余談
- 当初のストーリーではウェザーライトがメルカディア/Mercadiaからドミナリアに帰還する時、次元/Planeだけではなく時間も超えてしまい、ファイレクシアに支配された未来のドミナリアに到着してしまう。そこでレジスタンスの長となった老人アーテイと再会するという筋書きであり、ラースに取り残されるのはその伏線であった(すなわち、ファイレクシアンになるはずではなかった)。
- 上記の短編集Rath and Stormの最後に登場する老人"The Master"は老アーテイのほのめかしである。ウェザーライト・サーガ本筋でアーテイが若くして死んだことでRath and Stormとの矛盾を感じたEthan Fleischerの提案により、団結のドミナリアでアーテイが再登場することになった[1]。
脚注
- ↑ Dominaria United States of Design, Part 1/『団結のドミナリア』デザイン演説 その1(Making Magic 2022年8月29日 Mark Rosewater著)