カー砦/Kher Keep
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伝説の土地
(T):(◇)を加える。
(1)(赤),(T):《カー砦のコボルド/Kobolds of Kher Keep》という名前の、赤の0/1のコボルド(Kobold)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
時のらせんらしく、レジェンド以来久しく出てこなかったコボルドに関係する土地。
能力は《カー砦のコボルド/Kobolds of Kher Keep》というカード名を持つ、コボルド・クリーチャー・トークンの生成。0/1と貧弱なことこの上ないものの、実質3マナでトークンが生み出せるのはなかなか便利。そのままでもチャンプブロック要員にはなるし、また陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minionなどの毎ターンクリーチャーを要するカードの維持コストに充てるなど、さらなる有効活用手段も少なくない。
しかしいかんせんパワー0なので、Kjeldoran Outpostや都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Treeとは似ても似つかない。むしろ迷惑エンジン/Nuisance Engineのほうが近いと言えるだろう。単体で性能を発揮できるカードではないため何らかのコンボで用いたいところだが、伝説の土地であるので1枚しか戦場に存在できず、通常1ターンにトークンを1体しか出せないのがネックか。
- 生み出されるトークンの名前は、「Kobolds of Kher Keep」。全く同じ名前のカードがある。
- これらカードとトークンを両方コントロールしているときに不同の力線/Leyline of Singularityが出ると、一つを残して墓地に置かないとならない。
- これまでKobolds of Kher Keepのみに影響を与えてきたRohgahh of Kher Keepの効果を、このトークンも受ける。
- 「実在するカードと同じカード名・同じ能力のトークンを出す」という画期的カードであったが、未来予知で類似のコンセプトのスペルシェイパー・サイクルが登場したので若干インパクトが薄れてしまった。
- 時のらせんリマスターで本カードの再録に伴って作られたトークン・カードは、何故か名前が単に「コボルド/Kobold」になってしまっている(参考)。正しい名前が付いたトークン・カードが欲しい場合はマスターズ25th版が利用可能。
関連カード
サイクル
時のらせんブロックの、各色に対応した伝説の土地サイクル。緑はタイムシフトカードである。また黒以外は時のらせん、黒のみ次元の混乱に収録されている。
- トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
- アカデミーの廃墟/Academy Ruins
- ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
- カー砦/Kher Keep
- ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
ストーリー
カー砦/Kher Keepはドミナリア/Dominariaのテリシア/Terisiare地方の山地帯カー峠/Kher Ridgesの南西に築かれたコボルドの砦である(イラスト、テリシア地図)。
近代までのいずれかの時点ではコボルドのロフガフフ/Rohgahhが支配していた。4650AR現在はドラゴンのプローシュ/Prosshがカー地方に君臨し、砦のコボルドを使役している。
- フレイバー・テキストでテフェリー/Teferiは、4600ARにもコボルドがいた事をよりによってゴキブリと対比させている。
まだいたのか?! ゴキブリもついに敵とご対面か。― テフェリー