星界からの恐怖/Cosmic Horror
提供:MTG Wiki
Cosmic Horror / 星界からの恐怖 (3)(黒)(黒)(黒)
クリーチャー — ホラー(Horror)
クリーチャー — ホラー(Horror)
先制攻撃
あなたのアップキープの開始時に、あなたが(3)(黒)(黒)(黒)を支払わないかぎり、星界からの恐怖を破壊する。これにより星界からの恐怖が破壊された場合、それはあなたに7点のダメージを与える。
黒のアップキープ・コストを課す大型クリーチャーの1つ。
先制攻撃のおかげでクリーチャー戦では強いが、回避能力が無いのはやや辛い。それでいてマナ・コストと同じアップキープ・コストと大きな未払い時のペナルティを持つため、使いにくい。リアニメイトにも向かないため、使うのは至難の業だろう。
- 第5版では「先制攻撃は黒のフレイバーではない。黒の大型クリーチャー1枠には奈落の王/Lord of the Pitを選択」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- Cosmic Horror(宇宙的恐怖)という単語は、アメリカの作家ラヴクラフトの、いわゆるクトゥルフ神話の根幹をなす概念として有名。このカードの名状しがたい異形のイラストにもクトゥルフ神話の影響がうかがえる。なお、後に登場したエルドラージはクトゥルフ神話をモチーフにしたと明言されている。
- 一方で、フレイバーテキストはクトゥルフ神話の成立より遥かに以前の18世紀の詩人であるAlexander Popeの擬似英雄詩「髪盗人」からの引用であり、クトゥルフ神話との関連は特に見いだせない。
恐怖の叫び、驚愕の空を引き裂く。― アレキサンダー・ポープ「髪盗人」(出典:星界からの恐怖/Cosmic Horror)
オラクルの変遷
レジェンド版のルール文章は「あなたのアップキープの間に(3)(黒)(黒)(黒)を支払うか、星界からの恐怖はあなたに7点のダメージを与え破壊される。」というものであった。
第4版で再録される際に、破壊された場合にのみダメージを与えるように変更されたが、当時NetRepのTom Wylieによって「第4版バージョンはアップキープに支払われなかった場合にダメージを与えるべき」(つまりレジェンド版の挙動)という裁定が出され、また、1998年7月頃のオラクル更新で、先述の裁定の反映に加えて「破壊」が「生け贄に捧げる」に変更された。
その後、「最後に実際にカードとして印刷されたテキストに近づける」方針から第4版で印刷されたテキストに合わせるため、2009年9月4日のオラクル更新で現在のテキストに変更された。