命令
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命令(Command)とは、呪文のサイクルのひとつ。4つのモードを持ち、そのうち2つを選ぶ。
Primal Command / 原初の命令 (3)(緑)(緑)
ソーサリー
ソーサリー
以下から2つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは7点のライフを得る。
・クリーチャーでないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の墓地を自分のライブラリーに加えた上で切り直す。
・あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開し、それをあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
ローウィンで単色の5枚サイクルが作られたのが初出。その後、タルキール龍紀伝で友好色2色の5枚サイクルが、ストリクスヘイヴン:魔法学院で対抗色2色の5枚サイクルが作られた。
- スカージの命令サイクルとは関係ない。そちらは「命令/Decree」であり、英語では違う単語である。
- ジェラードの命令/Gerrard's Commandなどはカード名に「命令/Command」と入っているが、このサイクルとは特に関係ない。
- 統率/Command領域とも関係ない。
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解説
Kolaghan's Command / コラガンの命令 (1)(黒)(赤)
インスタント
インスタント
以下から2つを選ぶ。
・あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。コラガンの命令はそれに2点のダメージを与える。
各モードそれぞれの効果はマナ・コストに比して若干控えめだが、2つ選べるため合計の効果はそれなりに大きくなり、アドバンテージにも繋げやすく、汎用性も高い。
魔除けの発展バリエーションとも言える。
- 実際、Aaron Forsytheが作った草案では「超魔除け/Super Charms」と呼ばれていた[1]。
ルール
- モードの選択は、その呪文を唱える時であることに注意。その他ルールに関する詳細はモードの項を参照。
- モードの選択の仕方によって、呪文全体が取る対象の数が変わることがあり、その場合対象不適正による立ち消えのルールによって複雑な挙動になることがある。
- ローウィンの命令でこのような混乱が多数生じたためか、以降の命令はオジュタイの命令/Ojutai's Commandとロアホールドの命令/Lorehold Commandを除いて「全モードが対象を取る」「全モードが対象を取らない」のどちらかになっており、立ち消えに関する問題をあらかじめ防いでいる。また、この二つの命令も別のアプローチで立ち消えが起こりづらいデザインとなっている。
- モードをどのように選択したにせよ、カードに書いてある順番通りに処理する。呪文の解決中に優先権は発生しないので、順序を意識する機会は多くないが、以下のように順序通りに処理しないと結果が変わるケースもあるので注意。
- たとえば原初の命令/Primal Commandの場合、2番目・3番目を選んだならバウンスしてからライブラリーを切り直すことになるし、3番目・4番目ならライブラリーを修復してからサーチをすることになる。
該当カード
ローウィン
1色。
- 質素な命令/Austere Command
- 謎めいた命令/Cryptic Command
- 不敬の命令/Profane Command
- 焼夷の命令/Incendiary Command
- 原初の命令/Primal Command
タルキール龍紀伝
友好色2色。各色のできることを2つずつモードとして持っている。
- オジュタイの命令/Ojutai's Command
- シルムガルの命令/Silumgar's Command
- コラガンの命令/Kolaghan's Command
- アタルカの命令/Atarka's Command
- ドロモカの命令/Dromoka's Command
ストリクスヘイヴン:魔法学院
対抗色2色。
- シルバークイルの命令/Silverquill Command
- プリズマリの命令/Prismari Command
- ウィザーブルームの命令/Witherbloom Command
- ロアホールドの命令/Lorehold Command
- クアンドリクスの命令/Quandrix Command