謎の石の儀式/Cryptolith Rite
提供:MTG Wiki
自軍全体を極楽鳥/Birds of Paradiseに仕立て上げるエンチャント。
コントロールするすべてのクリーチャーをマナ基盤として計上できるようになるため、戦場の頭数次第では爆発的なマナを生み出せるのが大きな魅力。2マナと軽い点、3体以上いればその場でマナ加速呪文として働く点も強み。ただしこれ単体では置物であり、多くのクリーチャーを並べるウィニーやトークン戦略では大量のマナを必要としない事が多いこと、逆にランプ系デッキではランドブーストや初めからマナ・クリーチャーを積むなど、既存のデッキとはやや噛み合わない部分もある。これを採用するなら、クリーチャーやトークン生成呪文にスロットを割いた上で、X呪文やキッカー系統の能力によって大量マナの使い道を用意するなど、デッキ構築の段階から気を配りたい。また、影響範囲と効果の大きさから、このカードを軸としたコンボデッキを生み出せる可能性もある。シンプルながらも夢の広がる一枚。
スタンダードではこれを登用した黒緑アリストクラッツがプロツアー「イニストラードを覆う影」でトップ8入りした。エルフの幻想家/Elvish Visionaryや薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiterと噛み合うと親和エルフもかくやという展開力を見せる。やがてそこからナントゥーコの鞘虫/Nantuko Huskの生け贄エンジンに頼らない4色カンパニーも登場した。
- マナ能力はクリーチャーが持つため、召喚酔いを忘れないよう注意。
- 2マナのエンチャントで、すべてのクリーチャーをマナ基盤にするという点で、大地の知識/Earthcraftを適正な形にリメイクしたと考えることもできる。
- 能動的にタップができ、起動に必要なマナを自力で捻出できるという点でシャドウムーア・ブロックのアンタップ能力とは親和性が高い。
- ピリ=パラ/Pili-Pala で無限にタップとアンタップを繰り返せる。純視のメロウ/Puresight Merrowならそれに加えて自分のライブラリーを望むだけ削り落とせる。
- 訓練場/Training Groundsと組み合わせると凄まじいことに。ピリ=パラで無限マナ、巡回の信号手/Patrol Signaler で無限トークン、憎悪剥ぎ/Hateflayerで無限ダメージ、技鋸の徒党/Knacksaw Cliqueで無限ライブラリー破壊、デュルガーの鉱山長/Duergar Mine-Captain で無限パワー、安寧砦の歩哨/Safehold Sentryで無限タフネス、暗黒のマントル/Umbral Mantleで無限強化、光らせの子/Gilder Bairnで無限カウンター倍加。