遺跡の碑文/Inscription of Ruin
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碑文サイクルの黒。モードは手札破壊、小型クリーチャーのリアニメイト、小型クリーチャーの除去。
手札破壊のモードは詭計/Deception。マナ・コストも同じで上位互換になっている。3番目のモードとは異なり手札を貯め込むコントロールデッキ相手に有効。
リアニメイトのモードは立身/Claim。3マナの呪文で2マナまでのクリーチャーしか釣れないのは若干マナ効率が悪いが、モードの一つとして他の選択肢もあるため及第点。
除去のモードは再生を許す燻し/Smother。1番目のモードとは異なり小型クリーチャーを展開するアグロデッキ相手に有効。
いずれも黒の基本的な役割を反映したモードで、1番目と3番目のモードが異なるアーキタイプに対して有効なため腐りにくい。だがそれゆえに同サイクルの他2枚と異なりキッカーで全モードを実行しても自己シナジーが特段生じるというわけでもない。
スタンダードでは青黒ならず者でユーティリティーカードとして採用される。2番目のモードも遺跡ガニ/Ruin Crabや空飛ぶ思考盗み/Soaring Thought-Thiefを拾えるため全モードが使いやすい。
- 日本語版のカード名は誤訳の可能性がある。"Ruin"を「遺跡」と訳しているが、実体の無い概念を表しているサイクルの他2枚に対し、これだけ具体的な現物を示しており、若干不自然になってしまっている。破滅のロッド/Rod of Ruin等に倣い、「破滅の碑文」とするのが適切であろう。
関連カード
サイクル
ゼンディカーの夜明けの碑文サイクル。3つのモードから1つを選ぶインスタントかソーサリーで、キッカー・コストを支払うと望む数のモードを選べる。青・黒・緑に1枚ずつ存在する。稀少度はレア。
- 洞察の碑文/Inscription of Insight(青)
- 遺跡の碑文/Inscription of Ruin(黒)
- 豊穣の碑文/Inscription of Abundance(緑)