ダークファイアーズ
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ダークファイアーズ(Dark Fires)は、スタンダードにアポカリプスが参入して誕生した、タッチ黒のファイアーズ。黒緑はアポカリプスで最もパワーの大きいカードを手に入れた組み合わせのひとつであり、発売当初からこのデッキタイプは注目されていた。
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーは、速攻を持つ。
ヤヴィマヤの火を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
クリーチャー — ビースト(Beast)
魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):魂売りを再生する。
(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
ただでさえ強力なファイアーズの戦略に、魂売り/Spiritmongerや終止/Terminateなどの強力カードを加え、デッキパワーを異常なまでに高めたデッキ。特に従来の赤緑のステロイドに対して強く、その強さを一言で表すなら、「コンボ要素を備えたグッドスタッフ」と言ったところか。
3色の高速デッキは通常色事故を起こしやすいのだが、極楽鳥/Birds of Paradiseの存在や、当時は多色が推奨されていてカープルーザンの森/Karplusan Forestやラノワールの荒原/Llanowar Wastesといった多色地形が充実していたこともあり、それなりに安定して動いた。強力なリセットである破滅的な行為/Pernicious Deedや、当時の最強手札破壊たる強迫/Duressをメタに合わせて使用することができるのもこのデッキの強み。
実績をあげたプレイヤーとしてはJam Tomcaniが有名。サイドボード含めた75枚中、黒いカードはメインデッキの魂売り2枚(雷景学院の戦闘魔道士/Thunderscape Battlemageを入れても5枚)だけだった。そして世界選手権01スタンダード部門6戦全勝、総合ベスト8位という輝かしい戦績を残す。デッキリストはWorld Championship Decks 2001を参照。
- 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemageと火+氷/Fire+Iceにより、5色デッキとして振舞うことも少なくなかった。
- マスクス・ブロックがスタンダードを去りファイアーズ戦略がなくなった後も、ダークステロイドとしてしばらく活躍した。