怒涛の突進/Barreling Attack
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1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
Barreling Attack / 怒涛の突進 (2)(赤)(赤)
インスタント
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クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時までトランプルを得る。このターン、そのクリーチャーがブロックされたとき、それはターン終了時までそれをブロックしているクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。
ごり押し用のクリーチャー 強化 呪文。 強化とトランプルの両方が発生するので、チャンプブロックを無効化して強引に相手にダメージを与える手段となる。
ブロックされているなら最低でも+1/+1&トランプルなので、多少の貫通は期待できるが、強化量自体はちょっとさびしい。 ブロッカーの数が多ければ多いほど強化は大きくなるとは言っても、相手がタフネス1のクリーチャーを割り当ててこない限り、数が増えるほど相手本体へのダメージ貫通量は減ってしまう。 第一、複数でブロックされること自体がかなり起りにくい。
マナ・コスト相応のダメージ加速をするためには、それなりに大きなクリーチャーを使わなければならない点もあり、それならば初めからトランプルや回避能力を持つものを使えばいい、と考えられ、あまり使われなかった。
- 第6版以降のトランプルルール変更で、弱体化したカード。
第5版以前ではトランプルは、おおざっぱにいうと現状の「まず全ブロッカーに致死ダメージ割り振り」という点がない代わりに、全ダメージを一度クリーチャーに割り振らなければならない。その後クリーチャーを倒したあとで余剰分がそのまま本体に再割り振り、という感じだった。 そのため複数ブロッカーがいても、最弱タフネスのクリーチャーに全ダメージを割り振って、他のブロッカーを無傷のまま相手本体にダメージをねじ込めた。 つまりこの呪文は、ブロッカーがいればいるほど抜けるダメージも増やすこともできた。
- 色や時代が違うと言えばそれまでだが、後の捕食者の一撃/Predator's Strikeあたりと比べるとかなり悲しい。
4体以上のクリーチャーにブロックされていれば修整は上回れるが、そんなことはそうそう起きないわけで。
参考
- [Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time] 第78位(Braingeyser)
- カード個別評価:ミラージュブロック