ズアーの運命支配/Zur's Weirding
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Zur's Weirding / ズアーの運命支配 (3)(青)
エンチャント
エンチャント
プレイヤーは自分の手札を公開した状態でプレイする。
プレイヤー1人がカードを1枚引く場合、代わりにそのプレイヤーはそれを公開する。その後、他のプレイヤーは2点のライフを支払ってもよい。いずれか1人のプレイヤーがそうした場合、そのカードをオーナーの墓地に置く。そうでない場合、そのプレイヤーはそのカードを引く。
他のプレイヤーの許しを得ないとカードを引けなくしてしまうエンチャント。
手札を公開情報にしてしまうことで不確定要素の大部分を排除し、なおかつカードを引くことすら却下される可能性がある。基本的にはその時点におけるプレイヤー間の優劣を固定してしまう類のカード。
毎ターン2点以上のライフを得る手段を用意しておくと、あとは対戦相手が引くカードすべてを却下することができるため、事前に対抗手段を排除しておけばほぼ完全なロックが成立する。その名を冠したズアーロックというデッキを生み出し、不朽の理想デッキでも相手の反撃を防ぐ重要なカードである。
- この能力は、カードを引くことに対する置換効果を生成するものであり、2点のライフを支払った場合は、そのカードを引いたことにならない。そうでない場合、「そのカードを引く」ので、カードを引いたことになる。
- 闇の腹心/Dark Confidantなどでカードを手札に加えることは置換しない。
- 他のカードを引くことに対する置換効果がある場合、どちらを先に適用するのかは、そのカードを引くプレイヤーが選択可能であることに注意。
- 自分のみに影響のあるあざみの使い魔、明日歌/Tomorrow, Azami's Familiarや豊穣/Abundanceを出しておけば、妨害を受けずに済む。キーワード能力では発掘も該当する。
- 崇拝の言葉/Words of Worshipとセットで使われたこともある。
- 第8版で復活したばかりの頃は、まだオデッセイ・ブロックが健在であったため、フラッシュバックの存在により完璧なロックをかけられなかった。今なら虚空の力線/Leyline of the Voidを張っておくと有効だろう。
- ブルースカイなどのアグレッシブなデッキで優位な状況を固定するために使うのも有効である。
その他
- アルファベット順に並べたときに(アンヒンジドのZzzyxas's Abyssを除いて)最後に出てくるカードという地位を初出以来長い間死守し続けて来たが、コールドスナップにてついに御本人・結界師ズアー/Zur the Enchanterに抜かれてしまった。この偉大なる地位を奪うのはやはり彼しかいない。
- 「運命支配/Weirding」という語を含むカードは、13年後のモーニングタイドでも2枚登場した(巣穴の運命支配/Warren Weirding、運命支配のシャーマン/Weirding Shaman)。また、11年後のギルドパクトでは奇魔(Weird)というクリーチャー・タイプも登場している。
参考
- ズアー/Zur(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:アイスエイジ - レア
- カード個別評価:第9版 - レア
- カード個別評価:第8版 - レア
- カード個別評価:第6版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア