シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker
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Silhana Ledgewalker / シラナの岩礁渡り (1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ならず者(Rogue)
クリーチャー — エルフ(Elf) ならず者(Rogue)
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
シラナの岩礁渡りは、飛行を持つクリーチャーによってしかブロックされない。
樹上のレインジャー/Treetop Rangersの流れを汲む、攻撃時限定の飛行のような回避能力持ちのウィニー。呪禁も持つ。
回避能力と除去耐性の組み合わせが噛み合っており、戦力として非常に安定している。特にオーラや単体強化を気兼ねなく使える点が優れており、基本性能は2マナ1/1と緑にしては控えめだが、たいてい攻撃時にはより凶悪なステータスとなって対戦相手に襲い掛かる。
幅広い環境で活躍する優秀なクリーチャー。リミテッドでは狂喜の条件達成や各種魔法印の土台にと活躍。構築でも梅澤の十手/Umezawa's Jitteや腐れ蔦の外套/Moldervine Cloakのようなサイズを補える強化カードが豊富だった神河ブロック期のスタンダードではよく使われた。エターナルの狂暴化/Berserkを使うタイプのストンピィや、Pauperのオーラを多用した緑白呪禁にもよく採用される。
- 青になると、完全にブロックされない不可視の忍び寄り/Invisible Stalkerに。色の違いか時代の違いか、単体での性能では負けている。
- 飛行を持っている訳ではない。Moatがあると攻撃できないなどの欠点ではあるが、ハリケーン/Hurricaneに巻き込まれないなどの利点にもなる。
- 未来予知にて、いわゆる「蜘蛛能力」が到達へとキーワード能力化され、「飛行を持たない存在」になったため、回避率がわずかに上昇した。詳細は到達の項を参照。
- 8アーマーでは、よく世慣れたドライアド/Dryad Sophisticateと並んで攻撃してくる。単純な攻撃力ではドライアドの方が勝るが、岩礁渡りの方は除去耐性が高いという利点があり、強力なタッグとなっている。
- カード名は誤訳の可能性がある。「岩礁」とは水面近くの岩のことを指すが、イラストを見る限り、海などではなく、ラヴニカ/Ravnicaの超高層建築物の切り立った壁際を歩いている。「(建物の)棚」ないし「岩棚」「峰」あたりが適当であると考えられる。
- 「Ledge」を「隠れた危険」の比喩としての「岩礁」と解釈し、そこを歩むものと考えれば誤訳とは言えない、とする意見もある。もっともフレイバー・テキストを読む限り、このエルフの特殊技能は、どこで誰に襲われるか分からない街の雑踏を通らずに済む「災害を避ける技」らしいので、その解釈も正しいとは言い切れない部分がある。