陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion
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Braids, Cabal Minion / 陰謀団の先手ブレイズ (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ミニオン(Minion)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ミニオン(Minion)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはアーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを生け贄に捧げる。
2/2破壊力が増加しない煙突/Smokestackを内蔵した伝説のクリーチャー。
戦場の状態を固めてしまうため、自分が有利な状況ならばその状態を維持することができる強力な能力。本家と異なり各ターン1つずつと速度は遅めで、かつ伝説であるため複数展開してその速度を上げることはできないが、クリーチャーである分戦闘をこなしたりサーチや回収がしやすいのは利点。また、生け贄を要求されるのは対戦相手が先なのも大きな強みで、打ち消しやインスタント・タイミングで除去されない限り確実に損害を与えられる。パーマネントをあまり出さない青系のコントロールに対して特に有効なカードである。
当時のスタンダードの黒コントロールに採用されることも多く、これをメインに据えたデッキとしてノワールが有名。
- 黒コントロール同士のミラーマッチでは、精神ヘドロ/Mind Sludgeの「ヘドロゲー」を打ち破る存在であり、プロツアー大阪02ではこれを発見できなかった日本勢の多くが涙を飲んだ。
- 黒にしては珍しく、不確実ながらもアーティファクトを処分できる。
- 暗黒の儀式/Dark Ritual経由で先攻2ターン目に出てきたりすると、嵐が過ぎるのを待つように何もできなくなることも。
- ウルザトロンへの威力は絶大で、ウルザランドが揃う前に出してしまえば、揃える、または揃えつつ色マナを確保するのが非常に難しくなる。
- 読みは「せんて」ではなく「さきて」。「先手」自体はどちらでも読めるが、これらは読み方により意味が異なる。
- 実はイラストが先のトップダウン・デザイン・カードである。元々魔性の教示者/Diabolic Tutor用に描かれたイラストだったが、その印象と力強さに当てられたマジック・コンティニュイティとR&Dは、より適した居場所としてこのカードをデザインした[1]。
早期に対策できなければロック回避が困難であり、これ1枚で盤上に大打撃を与えるのは好ましくないことから、2009年6月20日より、統率者戦で統率者としての指定を禁止された。その後、2014年9月12日に「統率者に指定できないカード」の廃止に伴い改めて禁止カードに指定される。また、司令官戦でも2009年7月1日より禁止カードに指定されている。
関連カード
- 時のらせんではこれをベースにした陰謀団の呪い/Curse of the Cabalが登場した。
- 別の歴史を辿ると妖術の達人ブレイズ/Braids, Conjurer Adeptになる。
- ゼンディカーで似た効果を持つ世界を鎮める者/World Quellerが登場した。
参考
- ↑ "What If?" with Odyssey art(Arcana 2002年1月11日)