平和歩きの巨像/Peacewalker Colossus
提供:MTG Wiki
アーティファクト — 機体(Vehicle)
(1)(白):あなたがコントロールする他の機体(Vehicle)1つを対象とする。ターン終了時まで、それはアーティファクト・クリーチャーになる。
搭乗4(あなたがコントロールする望む数のクリーチャーを、パワーの合計が4以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体はアーティファクト・クリーチャーになる。)
3マナにして6/6と、優秀なマナレシオとサイズが多い機体の中でも上位に位置するスペック。ただし、肝心の搭乗コストが4と重いのがネックになる。マナカーブから見ても、模範的な造り手/Toolcraft Exemplarや経験豊富な操縦者/Veteran Motorist、屑鉄場のたかり屋/Scrapheap_Scroungerといった、スタンダード環境でよく使われる2マナ以下の搭乗員は概ねパワー3が上限のため、起動にまず2枚以上を必要とするこれは、見た目の派手さほど取り回しはよくない。回避能力の有無やパワーの上昇幅から言っても、単純に利用するなら同マナ域でも霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvesterや改革派の貨物車/Renegade Freighterの方がよほど扱いやすい。
また、擬似搭乗能力の方も「その都度マナが必要になる」・「戦場に出たターンで使うには合計で5マナ掛かる」など、召喚酔いに影響されずコストもタップのみで済むといった搭乗(タップ・アウトレット)の強みをスポイルしており、これまた癖が強め。必然、着目すべきは「搭乗コスト(数値)を無視して、これ一枚で複数体(複数回)を動かせる」という独自のメリットであり、その点で、軽くてマナレシオも枷外れな領事府の弩級艦/Consulate Dreadnought、攻守両面で使えるキランの真意号/Heart of Kiranなどは相性がいい。これが2枚あれば互いを起動し合えるのも含めて、採用するのならある程度デッキの中核に据えた構築を心掛けたい。幸い、環境には光り物集めの鶴/Glint-Nest Crane、戦利品の魔道士/Trophy Mage、発明品の唸り/Whir of Invention、発明博覧会/Inventors' Fairといった実戦級のサーチカードが豊富であり、それらでサポートできるのは好材料。
スタンダードでは、これや領事府の弩級艦など、パワー4以上の機体を3体以上並べてエンジン始動/Start Your Enginesで致死量ダメージを叩き込むコンボ的要素を持ったローグコントロールが見られる事がある。
関連カード
サイクル
カラデシュ・ブロックの能力のコストに色マナを要求するレアのアーティファクト・サイクル。
- 平和歩きの巨像/Peacewalker Colossus
- 商人の荷運び/Merchant's Dockhand
- 屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger
- ボーマットの急使/Bomat Courier
- 造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary