魔力の奔流/Power Surge
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Power Surge / 魔力の奔流 (赤)(赤)
エンチャント
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、魔力の奔流はそのプレイヤーにX点のダメージを与える。Xは、このターンの開始時にそのプレイヤーがコントロールしていたアンタップ状態の土地の数である。
赤のダメージ加速エンチャント。各プレイヤーは、ターンの始めにアンタップ状態のままだった土地の数だけダメージを受ける。
かつてマナ・バーンがあった頃は、対戦相手の様子を見るために土地を残しがちなパーミッションなどのコントロール系のデッキに効果的であった。この手のデッキに含まれやすい色である青や白の対抗色である赤の、一種の色対策カードといえる。
基本セット2010発売に伴うルール改正でマナ・バーンが廃止されたため、自分のターンが始まる前にフルタップすることで容易にダメージを防げるようになり、大きく弱体化してしまった。
- 自分のターンのアンタップを実施する前に「アンタップ状態の土地」を数えなければならないのが、案外面倒くさく忘れやすい。
- このカードが作られた当時は、後世では当たり前のように行われる「対戦相手の終了ステップに、インスタントでドローやライブラリー操作」ができるようなカードがあまりなかったため、かなり効果が高かった。逆にそういったカードが増えてきたため、このカードの確実性はかなり落ちてしまったといえる。
- マナ・バーン廃止により大きく弱体化されたが、冬の宝珠/Winter Orbなどの土地のアンタップを阻害するカードと組み合わせれば、ある程度の効果は確保できる。ダメージを避けるためにフルタップすれば、その分マナ拘束が厳しくなるため。
- これがターンの開始時に戦場になかったとしても、このカードはターン開始時にアンタップ状態だった土地の数を覚えている。
- 上記の「数え忘れやすさ」「インスタントに対する無力さ」を含めて、より使いやすくアレンジしたのが苦痛の城塞/Citadel of Painである。
- 第5版では「マナ・バーンでの混乱。魔力激突/Mana Clashの方が好ましい」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。