R&D
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R&D(アール・アンド・ディ)は、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の事業部の1つ。Research and Design(研究デザイン部)の略称である。マジック関連の文献においては、もっぱらマジックのR&Dのことを指す。本頁でもマジックのR&Dについて解説する。公式サイトでは開発部とも訳される。
R&Dはカードセットやゲームシステム、世界観など、マジックの中核となる部分の制作を行っている。
- R&Dという名称は、Research and Development(研究開発部)の略称として一般的に用いられる用語である。マジックのR&Dも元々はResearch and Developmentを意味していたが、デベロップ・チームもデザインに深く関わるようになったことに伴い、DはDevelopment(デベロップ)からDesign(デザイン)に改められることになった。
- IT業界ではものづくり全般を「デベロップ(開発)」と呼ぶが、ここでの「デベロップ」は「既存のものを伸ばす(発展)」といった意味合いが大きい。
部門
たびたび部内で新しい部署が作られたり、部門名が変更されたりする。
- デザイン・チーム (初期コンセプト&ゲーム・デザイン)
- カードセットのテーマ付けや初期のカード・デザインといった原案を担当する。Mark Rosewaterがヘッド・デザイナーを務める。
- デベロップ・チーム (最終ゲーム・デザイン&デベロップ)
- カードセットの原案を基に、更なるデザインの改良を担当する。
- プレイ・デザイン・チーム
- セットのデザイン過程においてプレイ環境(主にスタンダード、ドラフト、シールドデッキ)に集中し、全ての工程でトーナメントを意識して判断できるようにするためのチーム。2017年4月より発足された。
- クリエイティブ・チーム
- 背景世界をはじめとするフレイバーの制作を担当する。カード名とフレイバー・テキストの多くはクリエイティブ・チームにより手掛けられる。Brady Dommermuthがディレクターを務める。
- 編集チーム
- 文章欄の校訂を担当する。
- マジック・デジタル・チーム
- 『Magic Online』や『デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ』といったコンピューターゲームなどのデジタルコンテンツに関するデザインを担当する。Magic Onlineの開発チームとは別である。
関連カード
- Look at Me, I'm R&D - アンヒンジドで登場したR&Dの名を冠するカード。R&Dの名の下にエラッタを作り出すことができる。
- 研究+開発/Research+Development - 2つのカード名を繋げると当時のR&Dの正式名称になる。
参考
- Duel's Paradise/デュエルズ天国(Feature 2012年6月11日)
- 用語集