サンドワームの収斂/Sandwurm Convergence

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2017年6月21日 (水) 04:45時点におけるUBogin (トーク | 投稿記録)による版
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Moatとも言えるフライヤーへの攻撃制限と、大型ワームトークンを次々と生成する重量級エンチャント

航空戦力をシャットダウンしながら、コスト不要で続々と増え続ける5/5トークンによって地上も制圧できるため、2つの能力がよく噛み合っている。トークン生成のタイミングが終了ステップの開始時であるため、唱えた返しのターンでも隙を作りづらいというのも利点。また、本体が比較的除去されにくいエンチャントという事も強みで、維持さえできれば勝利が転がり込んでくるエンドカードとして運用できる。その分、マナ・コストも8マナと非常に重いため、基本的なランプ戦略のほか、踏み倒しギミックを仕込んでみるなど、採用する際は一工夫ほしいところ。

欠点としては、地上クリーチャーに対して攻撃そのものは封じられないため、対戦相手の返しのフルアタックブロッカーの手が回り切らずに殴り倒される可能性があるなど、決して万能の防御性能というわけではない事。また、トークンが回避能力を持たず、しかも1ターンに1体というスローペースな生産速度のため、重さの割にやや悠長という性質が挙げられる。例えばかつて使われた孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemothと比べると、キャスト後の早期決着への確実性がまるで異なっており、スタンダードにも性質の似通った州民を滅ぼすもの/Decimator of the Provincesが存在している。それに限らずテンポよく効率的にライフを削っていけるアタッカーには枚挙に暇がないため、ビートダウンフィニッシャーとしては、単純に採用しづらいというのが実情。ゲームが長引く事を前提としたコントロール向けのカードと言えるだろう。

言うまでもなく、リミテッドでは非常に強力。押し込まれている状況でもこれ1枚で逆転できるほどである。

  • 空中浮遊/Levitation寄付/Donateしてやれば、アタッカーを完封できる。
  • 通常、生物について収斂と用いる場合、「他系統の生物が同質の形態を獲得する進化現象(Ex.サメとイルカの流線型の体。モグラとケラの前足)」という意味で使われるが、これはイラストやカードの効果を見るに、「散布的に位置していた複数の物が一箇所に集まっていく」というそのままの意味で使われているようだ。
    • 餌場、あるいは繁殖場/Spawning Groundsといったニュアンスがあるのかもしれない。
      • 一見、フレーバーテキストに反するようだが、縄張りとは広大なものばかりとは限らない。例えば海鳥の中には繁殖期に大きな群れを形成しながらも「自分の巣」という極小の縄張りを維持するスタイルを持った種もあるため、このワーム達も類似した性質と考えれば矛盾はない。
喧嘩早く縄張り意識の強いサンドワームは、砂丘の上空も見張っている。

参考

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