すき込み/Plow Under
提供:MTG Wiki
2倍休耕地/Fallow Earth。対戦相手のマナ基盤を拘束しつつドローを阻害する。カード・アドバンテージも取れてお得。
土地破壊として見ると、「引きなおせるなら意味がない」「5マナは重すぎ」と思われるかも知れないが、実際にはタイム・デストラクションとしての意味合いの方が大きい。土地を排除した上にドローも2枚分止めるため、展開力に与える影響が大きい。緑の得意とするマナ加速を活かして早い段階から唱えられると、後々取り返しがつかないほどの差をつけられてしまう。中盤以降に続けて撃っても強力であり、何らかの手段で毎ターン使い回せばロックが完成してしまう。また、ターボランド系デッキに対しては単純な土地破壊よりも深刻な被害を与えられる。リミテッドで使っても面白い。相手の土地事故がこのカードで必ず起こるので強力なはずだ。
ウルザズ・デスティニーの他のカードが強すぎた事もあって、初出当時はカスレア扱いだった。その頃は高速デッキが幅を利かせていた事もあり、このカードが真価を発揮する土壌ではなかったと言える。後にパララクス補充をメタる過程で「土地を戻す強さ」が認識され、トリニティで活躍して一気に花開くこととなった。
第8版再録時のスタンダードでは、創造の標など緑系中速デッキの隆盛を支えた立役者のひとつであり、コントロールデッキへの耐性を飛躍的に高めた実績がある。とりわけエターナルスライドでは、霊体の地滑り/Astral Slideと永遠の証人/Eternal Witnessでこれを使い回すロックコンボがフィニッシュ手段の1つである。当時の環境ではランプ系のウルザトロンが猛威を振るっており、なおかつこれらの緑デッキ同士のミラーマッチにも効果的であったことが活躍の要因である。
- 2つの土地のオーナーが同じ場合、それをどのようにライブラリーに置くのか決めるのかはそれらの土地のオーナーであり、すき込みのコントローラーではない。また、その順番を他のプレイヤーに示す必要もない(→CR:401.4)。