神河ブロック構築
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神河ブロック構築/Kamigawa Block Constructed
神河物語、神河謀叛、神河救済に含まれるカードのみでデッキを構築する形式。
禁止カードは存在しない。
桜族の長老/Sakura-Tribe Elder、木霊の手の内/Kodama's Reachという強力な基本土地サーチが存在したため、コントロールデッキはけちコントロールをはじめとして多色化の傾向を見せた。 また、そのマナ加速力を活かした明神フレアや星の揺らぎコントロールなどのデッキも登場した。 一方で梅澤の十手/Umezawa's Jitteがクリーチャーデッキを支え、白ウィニーや蛇デッキが使われた。 特にコントロールデッキに対し強力な塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinkerの登場は白ウィニーにとって大きなものとなった。
神河救済後は死の否定/Death Deniedや初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Sufferを得たけちコントロールが強力になり、伍堂型けちコンと呼ばれる亜種も現れた。 神河救済の参入はあまり新たなデッキタイプを生み出す結果とはならず、むしろ蛇デッキや明神フレアなどの衰退を招いた。 一方で、メタゲームの本命となったけちコントロールに対抗するため、手札破壊を組み込んだ黒ウィニーや、ヤソコン、呪師コントロールなどの青単色のパーミッションも登場した。
その他大きな特徴として、大抵のデッキは一枚差しのカードが非常に多く、デッキリストが長くなる傾向にあった。 メインデッキ、サイドボード合わせて30種類ものカードが使われることもザラであった。 これはけちな贈り物/Gifts Ungivenや緊急時/Time of Needによるシルバーバレット戦略を行うデッキが多かったことと、永岩城/Eiganjo Castleなどの色マナを出せる伝説の土地は色さえ合えばほとんどデッキに(しかもそれぞれ1枚だけ)入るからである。 さらには頭蓋の摘出/Cranial Extractionの存在が、同じカードを4枚入れるのをためらわせる結果にもつながったと思われる。
代表的なデッキ
代表的な大会と優勝者の使用デッキ
- プロツアーフィラデルフィア05 - 優勝:けちコントロール
- グランプリミネアポリス05 - 優勝:けちコントロール
- グランプリ新潟05 - 優勝:伍堂型けちコン
- グランプリ台北05 - 優勝:Deck-X
- グランプリソルトレイクシティ05 - 優勝:呪師コントロール
- グランプリメキシコシティ05 - 優勝:けちコントロール