精神錯乱/Mind Twist
提供:MTG Wiki
大方の場合、これが解決されたときには対戦相手の手札は消し飛んでいる。特に、序盤にマナを増幅された状態でこれを唱えられると、土地さえ満足に出ていない対戦相手は身動きが取れなくなってしまい、そのままゲームが終わってしまうこともしばしば。これはウィニーですら例外ではない。また、無作為に捨てさせるので、Xの値が少なくても抜き方次第で対戦相手の動きを止めることができ、場合によってはコンボデッキのキーカードを抜いて投了に追い込むことも可能。
X以外に必要なマナが黒マナ1点だけなので、様々なデッキに入れることができる。ヴィンテージにおいてMoxおよび暗黒の儀式/Dark Ritualからの速攻プレイや、パーミッションでの不意打ちなんてことも容易である。Mana Drainの返しでこれを唱えられたらおそらく手札は無くなるだろう。
- プレイヤーを対象としているため、誤った指図/Misdirectionには注意が必要。
これほどの凶悪カードでありながら、なぜかチャネル/Channelや天秤/Balanceとともに第4版まで残っていた。
- このカードがあったためか、その当時はHymn to Tourachの強さがあまり認識されていなかった。
- リバイズドまでは対象は対戦相手のみであったが、第4版に収録される際にプレイヤー1人に変更された。その後、1999年9月のオラクル更新で対戦相手のみに変更されたが、最新の印刷に合わせて、2001年8月のオラクル更新でプレイヤー1人に戻された。
1994年8月1日よりType1(現ヴィンテージ)で制限カード、1996年2月1日に禁止カードに指定された。その後、2000年10月1日に制限カードに復帰し、2007年6月20日に制限解除。Type1.5では制定当初から禁止カードに指定されていた。2004年9月20よりType1.5から移行したレガシーでも最初から禁止カードに指定されている。スタンダードでは制定当初から制限カード、1996年2月1日より禁止カードに指定された。エクステンデッドでは制定当初から禁止カードに指定されていた。
関連カード
- 精神歪曲/Mind Warp - 3マナ増えたことで選んで捨てられるようになった調整版。とはいえ、精神錯乱でも3マナ余計に支払えば大抵手札をすべて捨てさせることができる。
- 思考の粉砕/Mind Shatter - マナ・コストに黒マナが1つ増えた精神錯乱の下位互換。
- 心を削るものグリール/Greel, Mind Raker - 精神錯乱の伝説のスペルシェイパー。ただ、クリーチャーであったりコストが厳しかったりと、こちらは精神錯乱ほど使用率は高くなかった。
- 呆然/Stupor - 3マナで無作為に1枚、相手の選択で1枚捨てさせる精神錯乱の下位互換。それでも強力で広く使われた。