エレボス/Erebos

提供:MTG Wiki

2014年2月8日 (土) 00:44時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

エレボス/Erebosテーロス・ブロックのキャラクター。カードとしてはテーロス死者の神、エレボス/Erebos, God of the Deadが初出。

目次

解説

テーロス/Therosの一柱。男性。

死と死の国/The Underworldを統べる神。その生まれ(下記)ゆえに、彼は不運、不吉な運命、不本意、嫉妬、苦しみの神でもある。死者が現世に財産を残していくこと、そして死の国には黄金がありふれていることから、彼はまた富の神でもある。

太陽の神ヘリオッド/Heliodを最初の陽光が照らしたとき、最初の影が生まれた。ヘリオッドはその影を怖れ、世界を取り巻く大河/Rivers That Ring the Worldの向こうの死の国へと追放した。この影が今のエレボスである。彼はヘリオッドが自分に何をしたかを知りながらも、自分の運命を受け入れ、死の国の神としての務めを果たしている。生者たちの光ある世界を羨む気持ちもあるが、それはあくまでも夢想のような感情に過ぎず、むしろすべての生者がいずれは自分のもとに来るという、一種の満足と確信を抱いている。

黄金の柄を持つ途方もない長さの鞭、マスティクス/Mastixを所持する。これは相手に苦痛を与えるために使うこともできるが、主な使用法は死の国行きを渋る死者を自らの領域に引き込むこと――あるいは引き戻すことである。

エレボスを崇拝する者は3つのタイプに分けられる。最も多いのは富を欲する者たちであり、次に多いのは自分の運命を受け入れようと祈る者たちである。最小の勢力だが最も危険なのは死を賛美する者たちで、彼らはヘリオッドとエレボスの間に対立を引き起こそうとしている。

  • 名前はギリシャ神話の原初神、エレボス(英:ErebusまたはErebos)から取ったものと思われる。もっとも、神話のエレボスが闇を神格化した存在、あるいは冥府そのものであるのに対し、冥府の管理人であるテーロスのエレボスは、むしろ同神話の冥府の神ハーデースに近い。キャラクターのモチーフはこちらだろう。
    • ギリシャ神話ではエレボスとニュクスは兄妹であり夫婦だが、テーロスのエレボスは他の神と比べて特にニクス/Nyxとの繋がりが強いわけではない。

登場

登場カード

カード名に登場

テーロス
エレボスの加護/Boon of Erebosエレボスの使者/Erebos's Emissaryエレボスの試練/Ordeal of Erebosエレボスの鞭/Whip of Erebos
神々の軍勢
エレボスの催促/Claim of Erebos

フレイバー・テキストに登場

テーロス
エレボスの加護/Boon of Erebos、災いの印/Scourgemark
神々の軍勢
剥離/Excoriate予言/Divinationオドゥノスの黒樫/Black Oak of Odunos、エレボスの催促/Claim of Erebos、悲哀まみれ/Drown in Sorrow湿原霧のタイタン/Marshmist Titan死の国の重み/Weight of the Underworld

登場作品・登場記事

参考

MOBILE