死の国のケルベロス/Underworld Cerberus
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Underworld Cerberus / 死の国のケルベロス (3)(黒)(赤)
クリーチャー — 犬(Dog)
クリーチャー — 犬(Dog)
死の国のケルベロスは3体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。
墓地にあるカードは呪文や能力の対象にならない。
死の国のケルベロスが死亡したとき、これを追放し、各プレイヤーはそれぞれ自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを自分の手札に戻す。
5マナにして6/6のサイズと強力な回避能力を持っており、アタッカーとしての性能が非常に高い。
2番目と3番目は墓地関連の能力で、少々特殊。うまく使えば有効活用もできるが、状況によっては自分の首を絞めたり対戦相手に得をさせてしまったりというペナルティ能力にもなりかねない。コントロール・デッキのフィニッシャーとして使う場合には特に問題になりやすい。ただ、自身の回避能力によって相手の後続が墓地に落ちにくくなっているし、登場時のスタンダードでは黒赤と言えばビートダウンなど前のめりなデッキが多いのは追い風。
相方候補としてはかなり古いがボール・ライトニング/Ball Lightning系統の歩く火力や騙し討ち/Sneak Attackとの相性はよい。次々にクリーチャーをぶつけた後で最後に「これ自身」を騙し討ち/Sneak Attackで突っ込ませれば使い捨ての弾薬を再補充するような動きになる。逆に、まずライブラリー破壊を自身に撃って大量のクリーチャーカードを墓地に確保しておき、首尾よく死亡させれば騙し討ち/Sneak Attackの弾薬が大量に手に入る(「これ自身」の2番目の能力で対象を取る墓地対策が効かなくなるのも利点)。
- カード名からもわかる通り、ギリシア神話の“地獄の番犬”ケルベロスがモチーフ。
- 1番目の回避能力は「3つの首を持つ」という性質を示している。過去には双頭のドラゴン/Two-Headed Dragonが同じコンセプトの回避能力を持っていた。
- 2番目と3番目の能力は「冥界の門番」という役割を示している。ケルベロスが居座っている限りは誰も冥界(墓地)に手出しできないが、いなくなってしまうと冥界から死者たちが逃げ出してしまう。
- 3番目の能力を目当てに、ライブラリーのカードを直接墓地に落とすなどして積極的に墓地を肥やした後に死亡させて大量のアドバンテージに繋げるという運用も考えられる(一気に手札に集まったクリーチャーカードはエレボスの使者/Erebos's Emissaryのようなマナいらずのパンプアップ能力などで有効活用したい)。