伏魔殿/Pandemonium
提供:MTG Wiki
エンチャント
クリーチャーが1体戦場に出るたび、そのクリーチャーのコントローラーが選んだクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「このクリーチャーは、それに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える」ことを選んでもよい。
お互いクリーチャーを出すたびcipで火力が誘発するエンチャント。 相手のクリーチャーからも誘発するため、ビートダウンで使うにはいささか危険。
しかし、コンボパーツとしては優秀であり、 当時のスタンダードでは、ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtとのコンボ・パンデモノートで一世を風靡し、 最終的にエクステンデッドでははじける子嚢/Saproling Burstと組み合わせた補充デッキの最終形態であるパンデバーストが隆盛を誇った。
他にも、補充/Replenishでこれとオパール色の輝き/Opalescenceを含むエンチャント群を場に出す、ROPと呼ばれるタイプの補充デッキがテンペスト・ブロック〜ウルザ・ブロック期に有力であった。 またエクステンデッドではエンジェルヘイトに組み込まれることもあった。
なのでクリーチャーを対象とする場合はプロテクションに注意。
- 能力が解決する前にクリーチャーが場を離れた場合、与えるダメージは最後の情報を参照する。
- 時のらせんでタイムシフトカードとして再録。
- ローウィンで登場した想起持ちクリーチャーは、想起で出せばコストの割りにサイズが大きいので使い捨ての火力として有効。
- "Pandemonium"とは、ジョン・ミルトン「失楽園」に登場する地獄の首都、"Pandaemonium"に由来する単語。
ギリシア語の"pan"(すべての)+"daimonion"(悪魔)をラテン語に訳したもので、"pan"を直訳して「万魔殿」とされる場合も。 また転じて「大混乱」「無法地帯」の意味でも使われる。
参考
伏魔殿/Pandemonium [#themedeck]
アポカリプスのテーマデッキ。 多色推奨のインベイジョン・ブロックらしく5色のデッキである。
基本的にはドメイン。 土地サーチやマナ・クリーチャーで多色のマナ基盤を整え、重い呪文や所有地カードによって大打撃を与えていく。 しぶとさが売りの「暗影」クリーチャーが多数採用されているのも特徴的。
レアは暗影のワーム/Penumbra Wurmと最後の抵抗/Last Stand。 パッケージ・イラストは暗影のワーム/Penumbra Wurm。
- インベイジョン・ブロックのテーマデッキには各エキスパンションに1つずつ5色デッキが存在する。
→虹色/Spectrum(インベイジョン)・版図/Domain(プレーンシフト) 購入する際はそれらと比較してみると良いだろう。