ゴルゴン
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ゴルゴン/Gorgonはクリーチャー・タイプの1つ。蛇の髪の毛を生やし、その目(姿)を直視した者を石化する人間女性の姿をしたクリーチャー。基本セット2013現在7種類存在し、いずれも黒を含む。
ゴルゴンの多くは石化の視線を表現した能力を持っている。それは主にバジリスク能力によるクリーチャー除去だが、戦慄をなす者ヴィザラ/Visara the Dreadfulのそれは特に強力なものである。
- かつてはメドゥーサ(Medusa)というクリーチャー・タイプも存在したが現在はゴルゴンに統合されている(→Infernal Medusa)。
- クリーチャー以外でも、カード名にゴルゴンやメドゥーサを冠するカードは石化をイメージした機能がある。→メドゥーサの髪/Coils of the Medusa、ゴルゴンの凝視/Gaze of the Gorgon
- 伝説のゴルゴンは基本セット2013現在、3種類存在する。全体の半数近くが伝説のクリーチャーという珍しいクリーチャー・タイプである。
- プレインズウォーカーである見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseenもストーリー上はゴルゴンである。
神話のゴルゴン
ゴルゴン(ゴーゴン)とは、ギリシア語で「恐ろしいもの」の意。ギリシア神話では蛇の髪の毛を持つ醜悪な女性、ステンノ・エウリュアレ・メドゥーサの3人姉妹として描写される。また、その姿を直視したものは石になるという伝説を持ち、そのためギリシア神話の英雄ペルセウスは、直視しないよう鏡のように磨いた盾にゴルゴンを映しながら戦った。またホメロスの「イリアス」によれば、無敵の盾「アイギス(イージス)」にペルセウスが倒したゴルゴンの首がつけられているという。
- 醜い悪の化身のようにかかれるが、それはゴルゴンを異教(邪教)という視点からとらえたためにそう描かれているという説もある。少数だが宗教によってはゴルゴンを大地の女神のように描くものもあり、決してゴルゴン=悪というわけではない。
- カード名にアイギス(Aegis)を含むカードは何枚か存在しているが、いずれもゴルゴンの能力には無関係である(→カード名を「Aegis」で検索)。
- しばしばゴルゴンの代名詞としてメドゥーサが使われる(ゴルゴンは種族名もしくは3姉妹のこと、メドゥーサは個人名)。