隔離するタイタン/Sundering Titan
提供:MTG Wiki
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
隔離するタイタンが戦場に出たか戦場を離れたとき、基本土地タイプ1種につきそのタイプの土地を1つ選ぶ。その後それらの土地を破壊する。
7/10戦場に出たときと離れたときのそれぞれで土地を大量に破壊する巨大アーティファクト・クリーチャー。特に多色コントロールデッキに対して強力で、あっという間にマナ基盤をずたずたにする。
マナ・コストは非常に重いが、たいてい歯と爪/Tooth and Nailや修繕/Tinkerでサーチ兼コスト踏み倒しで直接召喚されるためほとんどデメリットになっていない。鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerでコピーを出すとさらに大変なことに。
デュアルランドの存在する環境ではさらに強力。自分のコントロールしている土地の基本土地タイプを対戦相手も持っている可能性が高いため、一方的に被害を与えやすい。エクステンデッドでもラヴニカ・ブロックでショックランドが登場してからは強化された。歯と爪を使わない青系ウルザトロン(青白トロン、青緑トロン)でもフィニッシャーとして多く採用されている。
ヴィンテージ環境ではMishra's Workshop、修繕/Tinker、ゴブリンの溶接工/Goblin Welder、Mana Drain等から高速召喚される。上記の通りデュアルランドに対して有効なため、余計たちが悪い。
- 当初は全く見向きされていなかった(カスレア扱い)。
- 土地破壊カードとしてはやや珍しく特殊地形対策にはならない。しかしその性質も自らのウルザランドを巻き込む危険がないという利点ともとれるし、前述したようにデュアルランドやショックランドは例外なのであまり問題視されない。
2004年9月20日よりプリズマティックで禁止カードに指定される。また統率者戦でも2012年6月20日(Magic Onlineでは6月27日)より禁止カードに指定。
ルール
よく「能力の意味が解らない」と言う意見が出るが、実際わかりにくい能力なのは確かである。大雑把に言ってしまえば、各基本土地タイプを持つ土地を1枚づつ破壊する能力なのだが、挙動がやや特殊であり、しかもそれが明確なメリットとして機能しているのが、わかりにくさに拍車をかけている。
- 基本土地タイプとは「平地」「島」「沼」「山」「森」である。つまり、「基本土地タイプ1種につきそのタイプの土地を1つ選ぶ。」とは次の全てを行うということである。
- 戦場に平地が出ているなら、戦場に出ている平地のうち1枚をあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
- 戦場に島が出ているなら、戦場に出ている島のうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
- 戦場に沼が出ているなら、戦場に出ている沼のうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
- 戦場に山が出ているなら、戦場に出ている山のうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
- 戦場に森が出ているなら、戦場に出ている森のうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
- この能力は対象を取らず、また破壊が全ての土地の選択後に行われるのがミソ。そのため、各基本地形タイプが揃っている必要はないし、複数の基本土地タイプを持つ土地があるなら、それを2回以上選んでもよい。
- 平たく言えば「戦場にある平地島沼山森を各一つ選び同時に破壊する」である。
- この能力は、基本土地タイプの土地が戦場に出ているなら、それらのうちの1つを選ばなければならない。勘違いするプレイヤーもいるが戦場というものは「相手の場」「自分の場」という区別はない。つまり、あなたがコントロールしている土地でも同じように選ばなければならない。