狩り立てられた恐怖/Hunted Horror
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クリーチャー — ホラー(Horror)
トランプル
狩り立てられた恐怖が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、プロテクション(黒)を持つ緑の3/3のケンタウルス(Centaur)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
2マナ7/7トランプルと、ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negatorをしのぐコスト・パフォーマンスを誇る黒のファッティ。
ペナルティ能力も強烈で、対戦相手にプロテクション(黒)を持つ緑の3/3のケンタウルス・クリーチャー・トークンを2体与えてしまう。トークンはプロテクション(黒)を持つため、除去が困難なうえ、下手に攻撃すると他のクリーチャーと共にブロックされ、トークンだけが生き残ることになってしまう。また、黒の主要な全体除去が-2/-2修整であるため、タフネスが3ある点も厄介である。
色々と期待が膨らむカードではあるが、スタンダードでは同エキスパンションに色を問わない除去があふれており、しかも時のらせんブロック参入後は獣群の呼び声/Call of the Herdの復活に伴い撤廃/Repealといったバウンスまで横行したこともあって、目立った活躍は見せることはできなかった。これらは同サイクル全般に言えることではあるが、これは特にデメリットがきつかったため顕著であった。
エクステンデッド以降では仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesやもぎとり/Mutilateなど、黒単色でもトークンへの対処手段が増えるので大分使いやすくなる。
- 同じセット内でトークンを除去するのであれば屍の原形質/Necroplasmが有力株だが、トークンを除去した後に屍の原形質/Necroplasmを除去するなりバウンスするなりしないと2ターン後には狩り立てられた恐怖が破壊されてしまうので注意。
- 続くギルドパクトでは不同の力線/Leyline of Singularityが登場し、トークンを無力化できるという点で注目を集めた。→ハンテッド・レイライン
- 基本セット2010でトークンのオーナーに関するルールが変更される前は、エターナルで刻印/Brandとセットで使われることもあった。→ハンテッド・ブランド
- 双方のライフが20点、戦場に土地しかない状態でこれを出した場合、何も展開がないと先に自分が倒される計算になる。相手6点→自分7点→相手6点(計12)→自分7点(計14)となって一見大丈夫なように思えるが、次のターンに1体をブロッカーに回されると反撃で倒しきれず、相手が先に21点削るからである。
- 2マナクリーチャーとしては、それまで銀枠を除いて最大のサイズを誇った誘うワーム/Tempting Wurmを超え、Old Fogeyに並んでいる。
関連カード
サイクル
ラヴニカ:ギルドの都の「狩り立てられた」クリーチャーサイクル。戦場に出たとき、対戦相手にクリーチャー・トークンを与える。狩り立てられたウンパス/Hunted Wumpusが元となっている。
- 狩り立てられたラマスー/Hunted Lammasu
- 狩り立てられた幻/Hunted Phantasm
- 狩り立てられた恐怖/Hunted Horror
- 狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon
- 狩り立てられたトロール/Hunted Troll
対戦相手が象牙の仮面/Ivory Maskなどで能力の対象にならないのなら、トークンは出ない。もちろん、その場合でも普通に唱えて戦場に出せる。