力の種/Seeds of Strength
提供:MTG Wiki
同じ文章が3つも書いてある珍しいカード。無駄に長々としたルール文章に見えるかもしれないが、もちろん無駄ではない。対象に関するルールの都合上、「対象とする」という単語が3つあるため、これなら「3体に+1/+1」だけでなく、「1体に+3/+3」や「+1/+1と+2/+2」ということが可能になるのである。
対象に関するルールは神河物語で変更されたが、神河物語では、その影響を受けるカードは作られていない。そのため、多くのプレイヤーは、この変更によって「何が今までと違うのか」をあまり気にしていなかった(実際には連繋に関して大きな影響があるのだが、直感的にはあまり意識されなかった)。それに対するある種の「宣伝」として作られたのかもしれない。真意はともかく、スポイラーリストでそのカード・テキストを目の当たりにした時、(ルール上はこのような記述が可能になった事を知っていた人も含めて)目を疑ったものである。
クリーチャーを複数並べるデッキではこの汎用性は魅力で、戦闘において1対多交換を狙うこともできる。特にクリーチャー戦が主体で、火力も力不足のものが必然的に多くなるリミテッドでのアドバンテージは測り知れない。
- 同様の効果を狙った狩りの報奨/Bounty of the Huntは、一時期同じルール文章を持っていた。現在は印刷時に近いルール文章に変わっている。
- 後に、強化値から見れば上位互換に値する印章の祝福/Sigil Blessingが登場した。しかし、あちらは1つしか対象をとらないため、力の種にしかできない仕事もある。
- 例えば(色こそ合わないが)卑怯/Cowardiceがあれば一気に3体もバウンスできる。