カード・アドバンテージ
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カード・アドバンテージ(Card Advantage)とは、使用可能なカードの枚数における優位性(アドバンテージ)のこと。ドローと密接に関係する概念であることから、「ドロー・アドバンテージ」と呼ばれることもある。
マジックではそのままゲームを進行していく限り、先攻のハンディキャップとしての最初のドローを除けば、両者のドロー回数は同じである。自由に使えるカードが多い方が有利になるのは明白なので、何らかの手段で対戦相手よりも多くの枚数を確保することで優位を得ることができる。
ここで言う「自由に使えるカードの枚数」とは、手札だけでなくパーマネントなども合わせた数である。ただしハンド・アドバンテージとボード・アドバンテージを単純に足したものというわけではない。それらがカードの質も見るのに対し、カード・アドバンテージは純粋に枚数のみを見る。
相手とのカード・アドバンテージに差が付くのは、主に2つのパターンに分かれる。
1つ目は、何らかの手段で相手より多くのカードを手に入れる場合。
- 予言/Divinationなどを使って、使ったカードよりも多くのカードを手に入れる。
- キャントリップやフラッシュバックなど、カード枚数の損失無しに何らかのアクションを行う。
2つ目は、何らかの手段で自分よりも多くの損害を相手に与える場合。
- 全体除去など、1枚のカードで相手のパーマネントを2体以上除去する。
- 精神腐敗/Mind Rotなど、1枚のカードで複数枚のカードを手札から捨てさせる。
- 不死など、1枚のカードで相手に2枚以上の除去を使わせる。
両者を同時に行う場合もある。
また、大量のマナや、時にはライフが代償として必要になることもある。常にライフ・アドバンテージやマナ・アドバンテージと天秤にかけていく必要があるが、大抵はカード・アドバンテージを取る方向で行けば有利になれる事が多い。つまり、それだけ直接的なアドバンテージの類だと言う事である。
交換
カード1枚を使って、相手のカードを1枚消費させることを「1対1交換」と呼ぶ。これは(多人数戦でないかぎり)お互いにカード・アドバンテージの面で差がつかないやり取りである。「2対2交換」なども同様。
カード1枚を使って、相手のカードを2枚消費させれば「1対2交換」。逆にカード2枚を使って、相手のカードを1枚消費させると「2体1交換」。これらはカード・アドバンテージが変化するやり取りである。