はじける子嚢/Saproling Burst
提供:MTG Wiki
Saproling Burst / はじける子嚢 (4)(緑)
エンチャント
エンチャント
消散7(このエンチャントは、その上に消散(fade)カウンターが7個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
はじける子嚢から消散カウンターを1個取り除く:緑の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。それらのトークンは「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、はじける子嚢の上に置かれている消散カウンターの数に等しい。」を持つ。
はじける子嚢が戦場を離れたとき、はじける子嚢によって生成されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。
コンボパーツとしても、アタッカーとしても活躍した苗木・クリーチャー・トークン生成カード。
消散によってどんどん縮んでいくため一見すると頼りなく見えるが、きちんと使えば単体でも20点のライフを削りきることが可能。最初にトークンを2体だけ出すと、次のターン召喚酔いが解けた時点で4/4が2体。8点→6点→4点→2点で20点。
単体でも高性能であるためマスクス・ブロック構築でもアタッカーとして使われるカードだったが、真の威力はヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaと組み合わさった時にある(→ファイアーズ)。出してすぐにトークンを3つ出し、そのまま速攻を得て殴りかかれば、実質5マナ12/12速攻というとんでもない破壊力を持つことになる。ターンごとに縮んでいってしまうが、縮みきる前におそらく対戦相手のライフは尽きているだろう。
また、パワーを無視すれば最大で6体のトークンを瞬間的に発生させられる性質から、レクターグールやパンデバーストなどのコンボパーツにもなった。
- 同じネメシスのパララクスエンチャントサイクルと機能上の類似点が多い。
- 収録セットがかなり離れているので実現はカジュアルなどでないと厳しいが、倍増の季節/Doubling Seasonとのシナジーは圧巻。まず消散カウンターが初期状態で14個置かれる上、1つ取り除くごとにトークンが2つずつ出る。最大瞬間合計パワーは7つ取り除いて7/7を14体出したとき、実に98に達する。速攻無しでも次のターンには6/6を14体(合計パワー84)で殴れる。4回死ねる凄まじさ。
- 「はじける子嚢が戦場を離れたとき、はじける子嚢によって戦場に出されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。」という能力を持っているが、そもそも参照する消散カウンターがなくなった時点でトークンのタフネスが0になっており、状況起因処理で墓地に置かれてしまう。
- なお、あらかじめ継続的全体強化効果でタフネス上げ、不屈の随員/Dauntless Escortなどによってトークンを破壊されない状態にできればはじける子嚢が戦場を離れてもトークンは生き残る。そうまでする必要があるかは疑問ではあるが。
- ブラストダーム/Blastodermの背中にくっついているのはこれである。イラストにもブラストダームが居る。
- 読み方は「はじけるしのう」。子嚢とは、中に胞子が入っている袋のこと。