ヴェクの巫女/Oracle en-Vec

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一見すると能力の分かりづらいクリーチャー。 要は自分のターンに、相手が次のターンどのクリーチャーで攻撃してくるかを知ることが出来る。 （攻撃の予約を取り、予約を破棄した場合は破壊するのである。攻撃強制をするカードではない。）

ただしそれを知ったところであまり意味は無い。 次に攻撃してきそうなクリーチャーというのは場を見れば大体予測はつくだろう。

これは、タッパーや休止/Cessationを用いて相手の攻撃を封じ込めるカードではないだろうか。 相手は破壊の効果を恐れて、攻撃を控えざるを得ないというわけだ。

だが、だからと言って除去呪文を手放すわけにはいかない。 相手のクリーチャーは依然ブロッカーとしてこちらの攻撃を阻むし、これ自身を除去された時に一斉突撃されては目も当てられないからだ。

結局、これ自身が除去の役割を果たすことが出来ないため、不安定な足止め役（しかも単体では満足に機能しない）にしかなっていないということになる。 構築でもリミテッドでも居場所を見つけることは難しい。

• やろうとする人がいるかどうかはさておいて、時間停止/Time Stopとのコンボは不可能。

時間停止では「ターン終了時」に誘発する効果は誘発しないからである。

• とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracleと同じく、日本における巫女をイメージしているとイラストとのギャップに驚かされる事となる。

参考

• ヴェク/Vec（背景世界/ストーリー用語）
• カード個別評価：テンペストブロック