マリーナ・ヴェンドレルの呪文書/Marina Vendrell's Grimoire
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ダスクモーン:戦慄の館の重要人物、マリーナ・ヴェンドレル/Marina Vendrellの名を冠する伝説のアーティファクト。
まず戦場に出た時に唱えているなら5枚ドロー。連絡/Tidingsの上位種として考えると得られるカード・アドバンテージとしては妥当。これ自身の常在型能力で手札の上限が失われるので引っかかる心配も無い。
それだけなら特に癖の無いアドバンテージ源で済んだかもしれないが、手札がライフのように変化する常在型能力も付属。ライフを得る時にドロー、失う時に捨てることになり、手札が尽きると敗北するようになる。代わりにライフが0点以下になっても敗北しなくなるので、手札さえ補給する手段があればライフをコストにするような効果も気兼ねなく使用可能に。ライフ・アドバンテージが手札の増強に繋がるという性質を活用するならば、大量のライフゲインを行うデッキに採用しておき、ライフと同時に手札を増やせるだけ増やしたらこれを生け贄に捧げるなどして処理してしまえば、凄まじいまでのライフとカードのアドバンテージを得るなんて芸当も可能。登場時点では目立った活躍はないが、独自の性能を持つコンボデッキ向けの性能をしている都合、何かしらの切っ掛けで構築に姿を現す可能性は十分にありそうだ。
リミテッドではやや扱いづらい。ライフを得る手段が制限されているので莫大なアドバンテージに繋ぐだけで終わらせるのが少々難しい。ライフで追い込まれた後の延命手段としては重いので返しのターンに殴られると結局手札が尽きかねないし、ダスクモーン:戦慄の館は何かとライブラリーが削れやすいカード・セットのため、手札やライフが問題無くてもライブラリーアウトで負ける危険も残る。
- 同じく手札に関わる能力を持つ呪文書/Spellbookとは日本語でのカード名が似ているが、原語だとスペルブックとグリモワールと、意味合いとしては同様だが少しニュアンスの異なる単語が使われている。
- Lichと同じく、ライフが0点以下になること自体は防げない。これ自身が戦場を離れただけでは敗北しないが、ライフが0点以下の状況で除去された場合は即座に状況起因処理によって敗北する。