死体傀儡、ヴェンセール/Venser, Corpse Puppet
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伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ゾンビ(Zombie) ウィザード(Wizard)
絆魂、毒性1
あなたが増殖を行うたび、以下から1つを選ぶ。
・あなたが《虚ろな歩哨/The Hollow Sentinel》という名前のクリーチャーをコントロールしていないなら、《虚ろな歩哨/The Hollow Sentinel》という名前で無色の3/3の伝説のファイレクシアン(Phyrexian)・ゴーレム(Golem)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。
・あなたがコントロールしているアーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは飛行と絆魂を得る。
カーン/Karnを新ファイレクシア/New Phyrexiaから救うために命を捧げたヴェンセール/Venserが、事もあろうに伝説のファイレクシアン・ゾンビ・ウィザードとして復活。
絆魂と毒性を持つが、サイズは典型的な小型クリーチャーであり、本人は回避能力を持つ訳でもないのでおまけに近く、本領は増殖を行った時の誘発型能力。ファイレクシアン・ゴーレム・アーティファクト・クリーチャー・トークンの生成か、アーティファクト・クリーチャー限定の飛行と絆魂の付与を行える。1ターンごとの回数制限は無いが、トークンの方は伝説のクリーチャーである上に、戦場に既に存在している場合は生成すら出来ないのでクリーチャーのETBや死亡に反応する効果とも単独ではシナジーを形成せず、生け贄に捧げるコスト等に消費しない場合は実質的な回数制限が存在。代わりに3/3と中堅クリーチャー並のP/Tを備えており、増殖のついでに出てくるおまけとしては十分な性能を誇る。後半の飛行・絆魂の付与も爆発的な効果こそ無いがダメージレースを有利にするには十分。生成されたトークンを使えば下地が無くて腐る心配も無く、リミテッドでも増殖を行うカードを多少意識してピックしておけば、2マナとは思えない活躍が可能。
構築ではアーティファクト・クリーチャーを中心に、増殖を併用するデッキで採用できるか。ローテーションが同じ兄弟戦争ではアーティファクトがテーマの1つになっており、青黒に限定しても相応に優秀なアーティファクト・クリーチャーを使用できる。同居期間は長くないが登場時のスタンダードでは神河:輝ける世界にも多数のアーティファクト・クリーチャーが収録されている点も追い風。一方で獲得できるアドバンテージは戦場に1体しか存在できない3/3バニラのボード・アドバンテージと、構築ではあまり重視されないライフ・アドバンテージであり、やや決め手には欠ける印象。採用するなら能力の起点となる増殖とのシナジーを意識しながら搭載するアーティファクト・クリーチャーを選別しておきたい。黒に多数存在する、ライフをコストとして消費するようなカードとも相性は良好。
- 虚ろな歩哨のトークン・カードの日本語版は、タイプ行が長すぎて収まらなかったのかクリーチャー・タイプが「ファイ・ゴーレム」と省略されている[1]。
関連カード
- 造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant
- 滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner
- 死体傀儡、ヴェンセール/Venser, Corpse Puppet
サイクル
ファイレクシア:完全なる統一の2色の伝説のクリーチャーサイクル。稀少度はレア。
- 純潔の監視者、マルカトール/Malcator, Purity Overseer(白青)
- 刃砦の災厄、リーア・イヴォール/Ria Ivor, Bane of Bladehold(白黒)
- 死体傀儡、ヴェンセール/Venser, Corpse Puppet(青黒)
- 謎のゴライアス、オヴィカ/Ovika, Enigma Goliath(青赤)
- るつぼのゴライアス、ケテク/Kethek, Crucible Goliath(黒赤)
- グリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayer(黒緑)
- 迷宮壊し、ミグロズ/Migloz, Maze Crusher(赤緑)
- 最初の黄金守護、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, First Goldwarden(赤白)
- 生ける治療、メリーラ/Melira, the Living Cure(緑白)
- 球層の追跡者、エズーリ/Ezuri, Stalker of Spheres(緑青)
ストーリー
新ファイレクシア/New Phyrexiaの手によりゾンビ/Zombieとして蘇ったヴェンセール/Venser。
詳細はヴェンセール/Venserを参照。
参考
- ↑ 『ファイレクシア:完全なる統一』のトークン(Daily MTG 2023年1月30日)