先攻
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先攻/Play Firstとは、最初にターンを始めることやそれを行うプレイヤーを指す。対義語は後攻。
- 余談だが、中国語版では先制攻撃をこう書く。
- マジックに限らず、トレーディングカードゲーム全般ではいつからか「先行」という表記をするプレイヤーも目立つようになった。
先攻を行うプレイヤーを開始プレイヤー/Starting Playerと呼ぶ。多人数戦において開始プレイヤーでないプレイヤーはすべて後攻扱いとなる。
- 開始プレイヤーになることができるカードが存在する。→権力行使/Power Play
先攻・後攻の決定
ゲームを開始するにあたって、デッキを切り直した後、初期手札を引く前に、プレイヤーは先攻・後攻を決める。
複数のゲームからなるマッチ(BO3など)では、第1ゲームとそれ以降で決め方が異なるため以下に差異を記す。
- 第1ゲーム(もしくはBO1)
- 認定大会における決勝ラウンドでは、スイスラウンドにおける上位のプレイヤーが決定権を持つ。
- そのような状況を除けば、ダイスロールやコイン投げ、じゃんけんなど、互いに納得できる手法であれば好きな方法で決定してよい。
- 完全な無作為性が重視されるわけではない点に注意。例えばスピンダウンカウンターは対面の和がバラバラだが、互いに納得すれば用いることができる。スピンダウンカウンターも参照。
- 第2ゲーム以降
- 直前のゲームの敗者が決める。ただし、直前のゲームが引き分けだった場合は、直前のゲームで先攻・後攻を決定したプレイヤーが再び決定権を持つ。
プレイかドローか
先攻のプレイヤーは、最初のターンのドロー・ステップを飛ばす(ただし多人数戦では、双頭巨人戦などの例外を除きこのルールは適用されないことが多い)。
基本的に「カード1枚の差」よりも「先にプレイできる」ことの方が利点となる場合が多いため、先攻の方が好まれる傾向にある。ただし、状況によっては敢えて後攻を選ぶことも考えられる。
- 先攻をプレイ、後攻をドローと呼び、合わせて"Play or Draw"と呼ぶこともある。チャット略語の"P/D"という表現はここから来ている。
- 先攻・後攻の決定権を持つプレイヤーが宣言をせずに手札を見た場合、先攻を選んだものとみなすとマジック・イベント規定で定められている。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方