サイズ
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サイズ(Size)は、「クリーチャーのパワーとタフネスの大きさ」のことを指す俗語。
クリーチャー・カードの評価の基礎となる。最終目標となるプレイヤーのライフが20であることは変わらないためパワーの値の評価は黎明期から変わらないが、タフネスの値の評価はその環境の除去の性能で大きく上下する。例えば稲妻/Lightning Boltを耐えられるセラの天使/Serra Angelは黎明期には安定したフィニッシャーの代表格であったが、第7版の時代には火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuの存在によって大きく評価を落とした。またミラディンの傷跡ブロックが存在した頃のスタンダードでは四肢切断/Dismemberの存在によってタフネスが5以下のクリーチャーはのきなみ評価が低かった。
クリーチャーはサイズによって小型、大型と呼び習わされるが、明確な基準はなくマナ総量にも引っ張られることが多いため以下の基準も感覚的なものである。
他に、クリーチャーのパワーとタフネスの差が極端に大きいときはパワーが高いものは頭でっかち、タフネスが高いものは壁(または尻でっかち)などとも呼ばれる。これらも上記の分類同様にどこからそう呼ぶかという明確な定義があるわけではないが、おおよそ「大きい方の値が3以上で、小さい方の値がその半分以下」が目安だろうか。
- 同義語としてスタッツ/Statsがある。元はFPSなどのビデオゲーム界隈で用いられる用語で、国内外のDCG(デジタルカードゲーム)でも援用されるようになった。マジックにおいても公式記事[1][2]やM:TG Arenaを扱ったファンサイトなどで用いられることがある。
- 元はStatisticsの略で、「統計」の意。ゲーム用語としては「キャラクターの能力/戦績一覧」などとして用いられていたことから、転じて、日本のゲームでよく使われるステータス/Statusに近い用法に変化していった。
参考
- ↑ Ask Wizards - January, 2002(Daily MTG 2002年1月) - 1月8日の回答
- ↑ 『モダンホライゾン』のメカニズム(Daily MTG 2019年5月31日) - Lvアップの項目