ウルザズ・サーガ
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ウルザズ・サーガ/Urza's Saga | |
シンボル | 2つの歯車 |
略号 | US, USG |
コードネーム | Armadillo |
発売日 | 1998年10月12日 MO:2010年3月23日 |
セット枚数 | 全350種類 |
ウルザズ・サーガ/Urza's Sagaは、ウルザ・ブロックの大型エキスパンション。1998年10月12日に発売された。意味は「ウルザの物語」。
目次 |
概要
テンペスト・ブロックのストーリーから過去に遡り、プレインズウォーカー/Planeswalkerとして覚醒したウルザ/Urzaが、長い時をかけてファイレクシア/Phyrexiaとの戦いを準備する物語が始まる。
新規キーワード能力はサイクリング、エコー。メカニズムとしては成長エンチャント、休眠エンチャント、エターナルエンチャントといったエンチャント関連のものや、フリースペルが登場した。
強迫/Duressや変異種/Morphling、ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willなどの強力カードや、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy、通電式キー/Voltaic Keyなどの強力なコンボデッキのキーカードがひしめき、MoMaやスニークアタック、波動機リアニメイトなどの高速コンボデッキが組まれる。そのため1ターンキルが横行し、禁止カードが連発された。このカードセットのデザイン・チームの一人だったMark Rosewaterは、このセットを生み出した事を「マジック史上最大の過ち」と言っている。このセットを作った後、実際に開発部全員が社長室に呼ばれて怒鳴られた、という逸話も存在する。
- このセットより、日本語版ではカード名とタイプ行に使われたフォントが、エクソダスまでの明朝体から、コンスピラシーまで続く唐風隷書体に変更された。またフォントの誤読から、「平和なべ」や「アクリディアン宏」などの俗称が生まれた。このような誤読やデザインのため、このフォント変更については賛否両論ある。
- ウェザーライトから始まったストーリーラインをカードに織り込む手法が使われているが、色ごとに場所も年代も遠く離れているのが特徴。緑は兄弟戦争/Brothers' Warの終結の地となったアルゴス/Argothを、黒はウルザがザンチャ/Xantchaと共に潜入したファイレクシアを、白はウルザがファイレクシアから敗走し逗留したセラの領土/Serra's Realmを、青はウルザとバリン/Barrinが設立したトレイリア/Tolariaを、赤はウルザがパワーストーン/Powerstoneの生産施設を再稼働させようとしたシヴ/Shivを描いている。
テーマデッキ
パッケージ・イラスト
- 稲妻のドラゴン/Lightning Dragon (トーナメントデッキ)
- キマイラ杖/Chimeric Staff
- セラの伝令/Herald of Serra
- ファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossus
デザイン
デザイン・チーム | Mike Elliott (lead) |
Richard Garfield | |
Bill Rose | |
Mark Rosewater | |
デベロップ・チーム | Mike Elliott (lead) |
William Jockusch | |
Bill Rose | |
Mark Rosewater | |
Henry Stern (lead) | |
Beth Moursund | |
アート・ディレクター | Ron Spears |
関連リンク
- ウルザズ・サーガ(マジック英語公式日本語版 セット特設サイト)
- Make No Mistake(Making Magic 2003年11月10日)
- M:tGやっちまった小咄集(個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)
参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:ウルザズ・サーガ
- The Brothers' War (小説)
- Planeswalker (小説)
- Time Streams (小説)
- カードセット一覧
- ウルザ・ブロック
- ウルザズ・サーガ
- ウルザズ・レガシー
- ウルザズ・デスティニー
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