Magic Online Vanguard
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Magic Online Vanguardとは、文字通りVanguard(ヴァンガード)のMagic Onlineバージョン。プレイヤーはAvatar(アバター)キャラクターを1つ選び、その能力を駆使してゲームを行う。
効果としては紙版ヴァンガードとほぼ同じで、ゲームの開始時に直接場に出して使う。それぞれの特殊能力のほかに、初期ライフと手札の初期/最大枚数が変動し、より複雑で変化に富んだゲームを楽しめる。プログラムであることを利用した「ランダムに選んだ何か」をする能力を持つものもいる。
紙版はストーリーに登場するキャラクターがモデルとなっていたが、Online版ではFlametongue KavuやProdigal Sorcererなど、伝説のクリーチャーではないものも数多く登場している。各アバターの能力は下記WotCの解説ページおよびカード個別評価を参照。
強さのバランスをとるために、以下のアバターは初期ライフや初期手札が変更されている。
名前 | 変更後(修正幅) | 変更前 | 変更日 |
Arcbound Overseer | 手札7枚(+1) | 手札6枚 | 2005/06/23 |
Elvish Champion | 手札7枚(-1)、ライフ15点(-6) | 手札8枚、ライフ21点 | |
Goblin Warchief | ライフ22点(+5) | ライフ17点 | |
Ink-Eyes, Servant of Oni | ライフ17点(+4) | ライフ13点 | |
Seshiro the Anointed | ライフ19点(-6) | ライフ25点 | |
Hell's Caretaker | 手札5枚(-2)、ライフ18点(-6) | 手札7枚、ライフ24点 | 2005/12/22 |
Erhnam Djinn | 手札7枚(+1) | 手札6枚 | 2007/09/26 |
Goblin Warchief | 手札8枚(+1) | 手札7枚 | |
Hell's Caretaker | 手札6枚(+1)、ライフ16点(-2) | 手札5枚、ライフ18点 | |
Ink-Eyes, Servant of Oni | 手札7枚(+1) | 手札6枚 | |
Jaya Ballard | 手札7枚(+1)、ライフ21点(-1) | 手札6枚、ライフ22点 | |
Mirri the Cursed | 手札7枚(-1)、ライフ14点(-5) | 手札8枚、ライフ19点 | |
Oni of Wild Places | 手札7枚(-1) | 手札8枚 | |
Platinum Angel | ライフ18点(+7) | ライフ11点 | |
Prodigal Sorcerer | 手札7枚(-1)、ライフ25点(+3) | 手札8枚、ライフ22点 |
- 特に壊れた性能のアバターは手札、ライフ共に減らされる傾向にある。何のデメリットもないアバターが強いのは当然であるので妥当な所。
- Elvish Championに関しては、まだヴァンガードのシステムに開発が慣れていなかった為の単純なオーバーパワーと見なせる。
- Hell's Caretakerは、当時明けの星、陽星/Yosei, the Morning Starと組み合わせたロックデッキが環境に氾濫したため。スタンダードに陽星が居なくなったため、再び調整された。
- Mirri the Cursedは、このアバターの為にクリーチャーデッキが壊滅してしまったため。
- 導入最初期にはバグのせいでサイドボードから何枚でもヴァンガード・カードを入れることが出来た。その状態だとGoblin Warchief+Elvish Champion×10等で確定先手1ターンキルが出来てしまったりと、もはやマジックではなかった。
- 現在ではこのバグは取り除かれ、ゲームごとに1枚しか入れることは出来ないが、フリーフォームにおいては好きなだけヴァンガードを入れることが出来る。
参考
- Magic Online Vanguard(WotCによるFAQ、および全アバターリスト)
- MTGO Gumbo: A Little of This, A Little of That(WotC、初期ライフや手札の変更について)
- カード個別評価:Vanguard
- 用語集