残忍な騎士/Murderous Rider
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とにかく出来事が優秀。単なるインスタントとして見てもライフロスがついた英雄の破滅/Hero's Downfallであり、構築レベルの汎用性を持つ。登場時のスタンダードでは同じ除去範囲で活躍していたヴラスカの侮辱/Vraska's Contemptが入れ替わりで落ちているのも大きい。
それにクリーチャーがついてくるのだからお得感は抜群。予備戦力としては十分と言え、絆魂が失ったライフを補填してくれるのも嬉しい。また、当事者カード全般に言えることではあるが、クリーチャーであるためサーチが容易なのは通常の除去呪文にはない強み。スタンダードにおいてはむかしむかし/Once Upon a Timeで手札に加えたり、アーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Rangerを用いてサイドボードからシルバーバレットしたりと、見た目以上に優秀な除去である。
死亡したらライブラリーの一番下に戻る能力は運命の修正/Alter Fateなどで使い回すことを防ぐ実質デメリット能力と言えるが、前述のサーチ手段とシャッフルを併用することでカバー可能。同セットには汎用的なシャッフル手段となる寓話の小道/Fabled Passageが収録されており好都合である。
ストーリー
エルドレインの王権の背景ストーリー小説Throne of Eldraine: The Wildered Questでもこのカードと思われるクリーチャーが登場する。
僻境/The Wildsに踏み入ったウィル・ケンリス/Will Kenrithとローアン・ケンリス/Rowan Kenrith一行に襲い掛かったリッチの騎士/Lich Knight。致死の霧の魔法でタイタス/Titusの命を奪うが、突如現れた牡鹿によって打倒される[1]。
- 殺されたタイタスの遺体もリッチへ変化しかかっており、「迅速な終わり」はこの騎士自身に降りかかった出来事を示しているのかもしれない。
参考
- ↑ 『エルドレインの王権』物語ダイジェスト:第5回 残忍な騎士(マジック日本公式サイト 2019年10月31日 若月繭子著)