意地悪な後見人/Wicked Guardian
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Wicked Guardian / 意地悪な後見人 (3)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) 貴族(Noble)
クリーチャー — 人間(Human) 貴族(Noble)
意地悪な後見人が戦場に出たとき、あなたは「意地悪な後見人は、他の、あなたがコントロールしているクリーチャー1体に2点のダメージを与える。」を選んでもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
4/2WHISPERのルール文章は修正前のものです。正しいテキストは「意地悪な後見人が戦場に出たとき、あなたは「意地悪な後見人は、他の、あなたがコントロールしているクリーチャー1体に2点のダメージを与える。」を選んでもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。」です。
条件の「自軍の他のクリーチャー1体に2点のダメージ」はタフネス偏重のクリーチャーもそれなりにいる黒ならばカードを失わずにできることも難しくなく、行うかどうかも任意なので柔軟性が高い。ハンド・アドバンテージを失わずに4/2の中堅クリーチャーを戦場に出せるので、リミテッドでは中盤以降のリソース切れ対策になる一枚。
- 日本語版のルール文章では、能力がクリーチャーを対象を取るかのように書かれているが、これは誤訳であり訂正が出されている[1]。
- 巨大ゴキブリ/Giant Cockroach、冥界の恐怖/Nether Horrorの上位互換の一つ。
ルール
- ダメージを与えるかどうか、およびどのクリーチャーにダメージを与えるかは、誘発型能力の解決時に選ぶ。それらを選んでからあなたがカードを引くまでの間には、どのプレイヤーも処理を行うことができない。
- 解決時に意地悪な後見人が戦場を離れていた場合でも、意地悪な後見人がダメージを与えてカードを引くことを選ぶことができる。
- 与えるダメージがすべて軽減された場合でも、あなたはカードを引く。例えば、プロテクション(黒)を持つクリーチャーを選んだ場合がこれに当たる。
開発秘話
モチーフは、複数の童話に登場する「意地悪な継父・継母」。特に童話『シンデレラ』に登場する、夫の連れ子シンデレラをいじめ、召使いのようにこき使う継母が有名。このような人物が登場する童話は「継子いじめ譚」と総称される。
最初のデザインでは、自身に+1/+1修整を与えるのと同時に自軍クリーチャー1体に-1/-1修整を与える、シェイド能力の亜種を持っていたが、これは盤面の複雑さを著しく上げてしまうものだった(複数のクリーチャーのサイズが変動することになり、戦闘の計算が難しくなる)。そのため、「味方を傷つける」というフレイバーはそのままに、より把握しやすい能力に変更された[2]。
脚注
- ↑ 『エルドレインの王権』日本語版の誤訳のお知らせとお詫び(2019年9月21日)
- ↑ Eldraine Check, Part 3/エルドレイン・チェック その3(Making Magic 2019年10月7日 Mark Rosewater著)