スズメバチの巣/Hornet Nest
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2020年12月27日 (日) 11:51時点におけるAerugo aeruginosa (トーク | 投稿記録)による版
Hornet Nest / スズメバチの巣 (2)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
防衛(このクリーチャーでは攻撃できない。)
スズメバチの巣にダメージが与えられるたび、その点数に等しい数の、飛行と接死を持つ緑の1/1の昆虫(Insect)クリーチャー・トークンを生成する。(接死を持つクリーチャーが何らかのダメージをクリーチャーに与えたら、それだけで破壊する。)
由緒正しいトークン製造カード、蜂の巣/The Hiveの末裔。巣を突かれると怒った蜂たちは巣から飛び出していくというフレイバー。その怒った蜂は、同じ基本セット2015に収録された女王スズメバチ/Hornet Queenと同種の毒針を持つ(接死)トークンとして表されている。
与えられたダメージが大きいほど、怒って出てくるスズメバチの量は増えていく。出てきたトークンの持つ飛行・接死も相俟って、侮れない抑止力が期待できる。
0/2と壊れやすいものの、何らかの方法で毎ターン1点ずつダメージを与え、トークンを生産し続けることもできる。オーラや装備品などでタフネスを上げるのもよい。13点火力のシヴ山の隕石/Shivan Meteorなどで焼いてみるのも一興。
スタンダードでは緑系デッキのサイドボードにしばしば採用されている。またこれとセテッサ式戦術/Setessan Tacticsや紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromasterとのコンボを中心としたデッキ、赤緑Beesも存在する。
- 緑のダメージを受けるとトークンを生み出す先輩には、剣歯蟻/Saber Antsや大群を産むナントゥーコ/Broodhatch Nantukoがある。
- 基本セット2015のリード・デザイナーであるAaron Forsytheは、これや氷河の壊し屋/Glacial Crasherのような「変わったコンセプトのキュートなカード」の大ファンであり、また外部デザイナー・カードの存在もあり基本セット2015は「『アルファ版』っぽい」と言われることとなった[1]。
- 色の役割を逸脱した火力であるスズメバチの一刺し/Hornet Stingなど、スズメバチが「緑に無理矢理何かを押し込む理由付け」として使われることを懸念しているMark Rosewaterは、「これならまあ、緑らしいカードに近づいていると言える」と評しているものの[2]、決して賛成ではなく、緑白[3]、黒緑[4]あるいは黒単色[5]で扱うべきだと考えているようだ。実際にその後、霊気紛争にて黒単色の鋳造所のスズメバチ/Foundry Hornetが登場している。
[編集] 脚注
- ↑ Magic 2015 Wrap-Up/よくわかる『基本セット2015』(Daily MTG、Latest Developments、文:Sam Stoddard、訳:益山拓也)
- ↑ Card Duty, Part 1/カードの義務 その1(Daily MTG、Making Magic、文:Mark Rosewater、訳:米村薫)
- ↑ Would Hornet Queen have been acceptable if it was...(Blogatog 2012年10月3日 Mark Rosewater著)
- ↑ Hornet Nest is my favorite card from the new set...(Blogatog 2014年7月8日 Mark Rosewater著)
- ↑ If you remade Hornet Queen with the exact same cmc...(Blogatog 2020年12月26日 Mark Rosewater著)