虹のイフリート/Rainbow Efreet

提供：MTG Wiki

ミラージュ・ブロックで最高の青クリーチャーとして名高いカード。ミラージュ・ブロックのみならず、歴代の青クリーチャーと比べてもトップクラスであろう。4マナでシングルシンボルとプレイしやすく、パワーも3でフライヤーと、高パフォーマンス。

タフネスが1と一見すると火力に弱そうだが、自分の好きなタイミングでフェイズ・アウトさせることができるため、火力に限らずあらゆる除去に対して非常に強い耐性を持つ。全体除去に対してもフェイズ・アウトは有効なため、マナさえあれば後世の怪物・変異種/Morphlingをも上回る除去されづらさを誇る。これはパリンクロン/Palinchronや束の間の映像/Fleeting Imageなども同様だが、それにかかるコストは大きい上にこれはフェイズ・インにより自動的に登場するし、戻ったターンに即攻勢に移れるのが大きい。

また、ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskとの相性が抜群。虹のイフリートを気にすることなくネビニラルの円盤が出せ、リセットする際はフェイズ・アウトさせておく。そして、虹のイフリートが無人の荒野に現れる戦法がスタンダード、エクステンデッドで横行した。全体破壊に大きく依存するデッキでもいつでも気兼ねなくプレイできる点は変異種にはないメリットといえる。デッキに1枚のみのフィニッシャーとしては最適であった。

戦闘での当て逃げも得意だが、変異種と違いタッパーやティムなどのシステムクリーチャーには弱い。農芸師ギルドの魔道士/Granger Guildmageに狙撃されてはフェイズ・アウトと文字通り虹のように儚く、5CGや5CBが蔓延っていたThe Finals97では余り活躍できなかった。

• フランス語版は"Éfrit de l'arc-en-ciel"。この頃日本ではロックバンド「L'Arc〜en〜Ciel」が大人気で、その影響かこのカードのフランス語版が日本で大人気だった。当然このカードが強力であったからこそ、フランス語版の人気があるわけなのだが。
  • ちなみに、他にフランス語名に"l'arc-en-ciel"を含むカードは虹色カラス/Rainbow Crow(Corbeau de l'arc-en-ciel)のみ(英語でRainbowがつくカードは他にもRainbow Valeがあるが、それが収録されているフォールン・エンパイアはフランス語版が製作されていない)。

参考

• カード個別評価：ビジョンズ - レア