巻き戻し
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巻き戻し/Reversing Actionsとは、ある行動がルール上不正である場合に行われる処理のこと。ある行動が開始されたあとになってその行動が適正に処理できないことが判明した場合、その不正な行動が開始する直前までゲームの状況を戻す。
もちろん、トーナメントではペナルティの対象となるが、現状では帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returnedや助力によって合法的に一部の巻き戻しが起こる可能性はある。該当するような事態が起きた場合、ジャッジを呼んで指示を仰ぐこと。カジュアルプレイでは相手と合意した上で処理することもできるが、非公開情報が公開された後などは対処に困ることもしばしば。
日本選手権05のようにジャッジミスからゲーム自体が巻き戻った例もある。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 723 ゲームを再び開始する
- 723.1 あるカード(《解放された者、カーン》)によって、ゲームを再び開始することがある。ゲームを再び開始する場合、そのゲームは即座に終了し、そのゲームのどのプレイヤーも勝ったり負けたり引き分け になったりすることはない。そのゲームが終わった時点でゲームに残っているプレイヤーは、以下の例外を除いて rule 103〔ゲームの始め方〕の手順に従って新しいゲームを始める。
- 723.2 再び開始するために終了したゲームに、ゲームが終了した時点で存在した、フェイズ・アウト状態のパーマネントや定形外のマジックのカードも含む全てのマジックのカードは、その終了したゲームの開始時に存在しなかったとしても、新しいゲームに存在する。新しいゲームにおけるオーナーは、新しいゲームが始まる時点でそのカードがどこにあっても元のオーナーから変わることはない。
- 723.3 新しいゲームの開始時に各プレイヤーが7枚のカードを引くので、ライブラリーに7枚未満のカードしかないプレイヤーは、マリガンをしたかどうかにかかわらず、最初のターンのアップキープ・ステップの間、状況起因処理がチェックされる時点でゲームに負けることになる(rule 704〔状況起因処理〕参照)。
- 723.4 ゲームを再び開始する効果は、最初のターンのアンタップ・ステップの直前に解決が終わる。その効果を作った呪文や能力に追加の指示がある場合、それらの効果はその時点で実行される。どちらのプレイヤーも優先権を持たず、結果として誘発した誘発型能力は次にいずれかのプレイヤーが優先権を得る時、大抵は最初のターンのアップキープ・ステップ の間に スタックに積まれる。
- 723.5 効果によって、一部のカードがゲームを再び開始する手順から除外されることがある。それらのカードは、新しいゲームが始まる時点でオーナーのデッキには入らない。
- 723.6 マジックのサブゲーム(rule 725 参照)が再び開始される場合、メインゲームは影響を受けない。サブゲームの勝者や敗者を参照するメインゲームの効果は、その、再び開始されたサブゲームの勝者や敗者を参照する。
- 723.7 影響範囲限定 選択ルール(rule 801 参照)を用いた多人数戦が再び開始された場合、ゲームを再び開始する能力をコントロールしているプレイヤーの影響範囲内外のいずれであるかに関係なく、そのゲームに参加している全てのプレイヤーが影響を受ける。
- 723 ゲームを再び開始する