焚書/Book Burning
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実際の用途としては、対戦相手に撃つのではなく、自分を対象に撃つことが主である。なぜならばこれによって2ターン目から速やかにスレッショルドを達成することができ、対戦相手にしてみれば序盤から熊人間/Werebearやワームの咆哮/Roar of the Wurmに殴られるのは怖いが、2マナ6点火力を自ら望んで喰らうのもと悩むことになるからである。オデッセイ・ブロックは墓地利用がテーマの一つであり、フラッシュバックや渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer、集中砲火/Flame Burstなどと組み合わせて使われることもあった。
ライブラリーが少ないリミテッドでは相手に撃つ事も考えられる。しかし、同ブロックにはほかにライブラリーアウトが狙えそうなカードが少ないため、やや局面を選ぶといえる。
- 読みは「ふんしょ」。字の如く書物を焼却する行為を指すが「焚書」と言う場合は普通、政府等が組織的に行うものをいう。秦の始皇帝の焚書坑儒や、ナチス・ドイツが行ったものが有名。
[編集] 旧オラクル
現在のオラクルは初出時から変更されており、分かりやすい書式に改められている。機能的な変更はないが、印刷時の日本語版のルール文章はやや分かりにくく混乱を招きやすかった。
旧オラクル
Book Burning / 焚書 (1)(赤)ソーサリー
対象のプレイヤー1人は、いずれかのプレイヤーが「焚書はそのプレイヤーに6点のダメージを与える」ことを選ばないかぎり、そのプレイヤーのライブラリーのカードを一番上から6枚、自分の墓地に置く。
ルール文章中には「そのプレイヤー」という表記が二つあり、それぞれ指しているプレイヤーが違うので注意。「焚書はそのプレイヤーに6点のダメージを与える」の「そのプレイヤー」は、その直前に書いてある「いずれかのプレイヤー」のことである。「そのプレイヤーのライブラリーのカードを一番上から6枚、自分の墓地に置く」の「そのプレイヤー」は、対象になっているプレイヤーのことである。
- 懲罰者カードの項も参照。
また、英語版では改行の仕方のせいで「プレイヤーが焚書を持っていなければ、6ダメージを与えた上にライブラリーを6枚削る」と間違えて読まれた事がある。
[編集] 参考
- Make No Mistake(Making Magic 2003年11月10日) - その17
- M:tGやっちまった小咄集(個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)
- 懲罰者カード
- カード名国語辞典
- カード個別評価:ジャッジメント - コモン