金輪際/Nevermore
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白単色のエンチャントになった翻弄する魔道士/Meddling Mage。
クロックも兼ねる翻弄する魔道士のような汎用性はないが、クリーチャーよりもエンチャントの方が基本的に除去されづらいため、特定のキーカード対策という目的に限ればこちらの方が信頼性は上である。ただし1マナ重くなったことで機能するまで少し遅くなり、対戦相手側の速度によっては間に合わない可能性が高い。
登場時のスタンダードは高速アグロが主流であったためあまりぱっとしなかったが、ラヴニカへの回帰参入後は打ち消されないサイクル対策としてにわかに注目を浴びつつある。特に対処手段が少ない殺戮遊戯/Slaughter Gamesに対し、後攻でも間に合う点、純正黒赤であれば割ることができないエンチャントである点から有効な解答になる。ただしマナ・クリーチャーや突然の衰微/Abrupt Decayも同時に採用できるジャンド相手だとそれらの前提が崩れることに注意が必要。
- 特定のエンドカードへの対策となる白エンチャントには、過去にルーンの光輪/Runed Haloがある。そちらのほうが軽く、また既に戦場にいるクリーチャーや唱える以外の方法で働くカードに対しても強いが、システムクリーチャーやボードコントロールを握るタイプのフィニッシャー(例えば墓所のタイタン/Grave Titan)に対して効果が薄い。
- イニストラードの事前情報として与えられていた、「銀枠の白カードを元にしたカード」である。元となったカードはLook at Me, I'm the DCI(参考)。
- 印刷時はカードを唱えることを禁止しているため、等時の王笏/Isochron Scepterなどのカードのコピーを唱えることを禁止できなかったが、2017年4月のオラクル更新で翻弄する魔道士などと共に選ばれた名前の呪文を唱えられないように変更された。
- 「Nevermore」といえば、ホラー小説界にも名を残すエドガー・アラン・ポーの詩「大鴉」のフレーズ。作中では部屋に訪れたカラスに青年が様々な問いをするも、すべて「Nevermore」と返され、最後には狂気に陥る。