発明の天使/Angel of Invention
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クリーチャー — 天使(Angel)
飛行、警戒、絆魂
製造2(このクリーチャーが戦場に出たとき、これの上に+1/+1カウンターを2個置くか、無色の1/1の霊気装置(Servo)アーティファクト・クリーチャー・トークンを2体生成する。)
あなたがコントロールする他のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
4つのキーワード能力に加え、自分以外への全体強化能力まで内蔵した天使。
白の大型看板種族にしてはマナ・コストに比して驚くほど小型だが、製造2によってそれなりのサイズは担保されている。また、栄光の頌歌/Glorious Anthemが(1)(白)(白)である事を踏まえると、(2)マナで2/1飛行警戒絆魂製造2と、抱き合わせならではの強烈なコスト・パフォーマンスである事が窺える。
本体を強化すればダメージレースで8点以上の差を付けられる4/3フライヤーに、トークン生成を選べば全体強化で6点分のクロックになると、どちらを選んでもマナ・コストに見合った戦力を戦場に提供してくれる。悪斬の天使/Baneslayer Angelのように単騎フィニッシャーを任せられるほど圧倒的な戦闘力は持たないが、 全体強化能力によって即時性のある打点増加をもたらしてくれるため、これをマナカーブの頂点付近に据え、戦線を強化して圧殺するミッドレンジないしビートダウン戦略に適したカード。
欠点はそのタフネスの低さ。本体を強化しても通常火力圏内のままで、トークンを生成した場合も全体火力でまとめて全滅する脆さを抱えている。とくに1枚でどちらの状態にも対処できる光輝の炎/Radiant Flamesは同環境の天敵。構築ではそうした不安定さを避けられてか、メタゲームに浮上するほどの存在感は示せていない。
スタンダードで広く採用されるゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarとはマナカーブと紋章が噛み合うため、白系のビートダウンで併用される事がある。また、トークン生成と全体強化による機体との相性のよさから、赤白機体のサイドボードに登用される例もある。